漫才コンビ「ザ・ぼんち」が27日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜午後11時10分=関西ローカル)に出演。ぼんちおさむ(73)が「人生の師匠」と仰ぐ俳優の故藤田まことさんとのエピソードについて回顧した。
おさむは1986年(昭61)のコンビ解散後、俳優活動を始め、テレビ朝日系ドラマ「はぐれ刑事純情派」に里見刑事役でレギュラー出演。主演の藤田さんと長く共演していた。
藤田さんについて、おさむは「歌はうまいし、おしゃべりは上手やし、頭もええし、とにかく、なんでもできるねん」と述懐。
ある時、地方での仕事の際、藤田さんと一緒にお酒を飲んでいると、藤田さんから「2代目藤田まこと、お前が継げ」と言われた。
動揺するおさむに、藤田さんは再度「2代目藤田まこと、お前にやる」と告げた。おさむは「えーって、涙がブワーッと出て。(コンビは)再結成してないし、これからどうなるか分からんし。役者はやってるけど“2代目藤田まこと”って名前、大きいがな。憧れの人やし。泣いて『ありがとうございます』って…」と大感激した。
ところがその翌日、「お酒が抜けて、藤田先生の楽屋に行って、『きのう、ありがとうございます。僕、藤田まことの名前を汚さないように頑張ります、2代目』って(言ったら、藤田さんが)、『えっ?』って…」とけげんそうな様子に。
おさむが「きのう、『2代目藤田まこと、お前にやる』って言われましたよね?」と確認すると、藤田さんは「言ってるか! そんなこと!」と怒り出し、「あかん、あかん。(名前は)やれへん!」と、前夜の発言をすっかり忘れた様子で拒否した。
このエピソードに、笑い飯西田幸治(52)が「どうりで。だって藤田まことって名乗ってはらへんからね」と言うと、銀シャリ橋本直(45)も「(2代目藤田まことに)なってなさすぎて、(話を聞いていても)ドキドキもせんかった」とツッコんだ。
その後、ザ・ぼんちは2002年に再結成することに。おさむは、再結成の話を聞いた際の心境について「びっくりしたよ。俺、2代目藤田まことやったのに」と笑いを誘った。
かまいたち濱家隆一(42)が「初代おさむに戻るわけですもんね」とイジると、橋本が「戻るも何も、なってない」と再びツッコミ。
里見まさと(74)も、「もし、“藤田まこと2代目”になってたら、(再結成を)誘いに行ってない」と笑っていた。