news23小川彩佳「怖かった」「産休前にこの言葉を聴けていたら」京都・八幡市長の決断に共感

TBS外観

TBS系「news23」のメインキャスターを務めるフリーアナウンサー小川彩佳は28日夜の放送で、女性市長では全国最年少の京都府八幡市の川田翔子市長(35)が、9月に予定する出産の前後に産休を取得する方針を表明したことをめぐり「本当に力のある言葉だなと思います」と共感した。

番組では、働き方の今に注目する企画の中で、川田氏の決断を取り上げた。現職女性首長の産休取得は全国初とみられているが、市長は特別職に当たるため労働基準法が適用されず、市の条例でも市長の産休取得は想定されていなかったことを紹介。産休中は必要に応じて川田氏がリモート対応することや、原則として副市長らが職務を代行することも伝えたほか、市民やSNSの賛否の声、復帰後のプランなどを、川田氏へのインタビューをまじえて報じた。

自身も『news23』のキャスター就任後に第1子妊娠を公表し、産休、出産をへて約2カ月半後に番組復帰した経験を持つ小川はVTRの後、「本当に力のある言葉だなと思います。私も『news23』を担当するようになってから2カ月半、5年前でしたが産休を取りましたけれど、その前にこの言葉を聴くことができたら、どれだけ力をもらえただろうなというふうに感じます」と口にした。

「当時は、キャスターとして育休、産休を取ることがほとんど前例としてなかった。ロールモデルがいなかったというのがいちばん、怖かったところ。こうして市長が飛び込んでくださっているという、ファーストペンギンになっているということが広げる、水門のように広がる影響というものは大きいのではないかと思います」と述べた。

一方、番組のアンケートでは、自治体トップの産休に「全面的に賛成」は55・7%である一方、「賛成だが不安」も18%あったとした。藤森祥平キャスターは「今回のケースですと、選挙で選ばれたトップという特別な存在だからこその期待や不安の声も聴かれたり、出産中に有事が起きることもあるんじゃないか、長期間休むことが予想されるならそもそも立候補すべきじゃないんじゃないの、という声もあった」と紹介。川田氏がインタビューの中で、「反響の大きさが、むしろ制度設計をみんなで議論していく素地になればいいなと思っています」と語っていたことを念頭に、「そういう声も含めてみんなで議論する素地になれば、議論自体が加速することがいいのではないかということは、すごく同感です」と語った。

その後、市長不在の間、副市長や職員に負担が生じることも予想されることに議論が及ぶ中、小川は「本来なら災害対応を市長が不在の時にどうするか、副市長の権限をどう考えるかということを、想定して動いていくべき。避けて通れない議論のはず」と主張。「お互いに、システムの中でケアをし合える制度設計ができるかということだと思いますし、産休に限らず、どの方にもあると思う。突然病に襲われたり心が折れてしまったり、家族を支えないといけない局面も出てきたりということもある。いつも健康で元気で常にその場にいられる人だけが回していく社会は、本当に持続可能なんだろうかと思うし、そうした方が抜けてしまうとき、本当に持続可能にしていくためにはどういう制度をつくっていくか、という問いでもありますよね」とも指摘。「市長が本当に望む議論というのが、ここから始まっていけばいいと思います」と語った。

川田氏は2023年11月、33歳の時に市長初当選。昨年末、自身のSNSで結婚したことを発表していた。