「報道特集」山本恵里伽アナ「“目詰まり”だけなんでしょうか」ナフサ不安を連続特集

TBS山本恵里伽アナ(2017年3月撮影)

TBS山本恵里伽アナウンサーが30日、キャスターを務める報道番組「報道特集」(土曜午後5時半)に生出演。中東情勢の悪化によるナフサ由来製品の供給不安について、現場の声を伝えた。

番組では、山本アナが「現場で不足の声が相次いでいるシンナーや塗料。不足の原因は“目詰まり”だけなんでしょうか」と疑問を投げかけながら特集を切り出した。取材した自動車工場では、一時期ストップしたシンナーやエンジンオイルが供給された一方、今度はパテや粘着テープの入荷が不安視されている状況も伝えた。

山本アナは輪ゴムなどを製造する企業の粘着テープ製造現場を取材。トルエンについて、中国から初めて調達したものの、分析・試作の段階で実用に至っていない状況や、中東情勢の発覚前に比べ、輸入品のコストが4倍ほどに上がる影響が出ているなどと伝えた。

また、高市政権がナフサ由来の石油製品は、「流通の過程で目詰まりが起きている」と説明していることをあらためて紹介。ただナフサ由来のトルエンは、昨年4月に比べ生産量・販売量が減少して、国内の生産量は前年同月比で-43%、販売量は前年同月比-67%とのデータも提示した。

山本アナは「トルエンというのは揮発性が高い危険物でして、粘着テープの工場を取材してみて、取り扱いの難しさというのが、今回よくわかりました。どこにどれぐらい保管しているのか、というのも届け出をしないといけないそうなんです」と現場の様子を振り返りながら「取材した工場では、4月に、トルエンなどの価格上昇を受けて粘着テープの値上げを公表しているんですが、その後もトルエンなどの値上がりが続いているそうでして、『どうすればいいのかわからない』と困惑していらっしゃいました」と紹介した。

番組では4月4日の放送で、「コネクトエネルギー合同会社」の境野春彦氏(57)が、タンカーがホルムズ海峡が通過できない、などの前提で「このままでは6月に詰む」と発言。高市早苗首相が「事実誤認」と反論した事態もあった。番組は翌週11日にも「ナフサ由来の一部石油製品が供給不足」との報道を展開。18日、5月9日、23日にも同様の特集を継続している。