ビートたけし、中国への農業技術“流出”に「まねできないようなものを作んなきゃいけない」

テレビ朝日

ビートたけし(79)は31日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。日本の農業技術が中国に流出するケースが散見されることについて、その防止策について提言を口にした。

この日の放送では、中国への日本の農業技術の不正な形での流出について取り上げた。2006年に日本で品種登録がなされた「シャインマスカット」の苗が2016年ごろに中国に持ち出されたなど、日本のブランド品種の流出のケースを紹介。シャインマスカットについて、2022年のデータで、中国では日本の約28倍の栽培面積になっているとの予測や、こうした農業技術の流出で、日本のシャインマスカット栽培農家にとって年間100億円以上の経済損失が出ているとも伝えた。シャインマスカットだけではなく、技術流出の対象はミカンやイチゴなどにも及んでいるとも伝えた。

出演者からは、「日本は産業スパイ天国と言われるが、法律がないわけではない。不正競争防止法があり、持ち出すこと自体には罰則付きの法律があるが、罰則が緩い」(結城東輝弁護士)として、違反者個人への罰則が、10年以下の拘禁か最大3000万円の罰金が科せられるとの指摘が出た。一方で、中国で施行される営業秘密保護規定では、違反すると最大500万元(約1億2000万円)の罰金が科せられるなど、日本より罰則は厳しい現実なども伝えた。

こうした現状を受けて、たけしは「これからは、世界的に秘密を守るということがもう、ないような状態だから、新しい技術を守るというよりも、まねできなようなものを作んなきゃいけない」と指摘。一方で、「その途中段階でまねされるからね。できあがる前に手を出されちゃうから大変だけど」とした上で、「国を挙げてそっちの方の法的な整備とかを、ちゃんと国を挙げてやってくれた方がうがいいかも分かんないね」と、提言した。