綾瀬はるか映画「ファーストボイスー私たちの逆転裁判」で弁護士役 真っ赤なボディコン風姿披露

映画「ファーストボイスー私たちの逆転裁判ー」に主演する綾瀬はるか(C)2026『ファーストボイス』製作委員会

綾瀬はるか(41)が、1989年(平元)に提訴された、日本初の「ハラスメント裁判」の実話に着想を得た映画「ファーストボイスー私たちの逆転裁判ー」(前田哲監督、10月2日公開)に主演することが1日、分かった。

公開中の「人はなぜラブレターを書くのか」(石井裕也監督)「箱の中の羊」(是枝裕和監督)に続き、今年3本目の主演映画となるが、劇中で描いた80~90年代に流行した真っ赤なボディコン風の、これまでとは一線を画した鮮烈な姿を披露。ファーストサマーウイカ(35)と松本穂香(29)とは初共演となる。

綾瀬が演じる朝日道子は、お金にならない案件ばかり引き受けてしまうお人よしも、信念を胸に立ち上がる弁護士だ。寝ぐせ頭で法廷に駆け込む日々を送る中、上司から執拗(しつよう)な嫌がらせを受け、大好きだった仕事まで奪われ、会社と上司を提訴したいと訴える、ウイカ演じる上原恵が相談に訪れる。

綾瀬は「作品や役を通して、明日が少し明るくなったり、元気や勇気を届けられたらといつも思っています」と、作品と役に向き合うに当たってのスタンスを口にした。その上で「『ファーストボイス』の脚本を読んだ時も、同じことを思いました。そして、実話に着想を得た物語と聞いて、多くの方に届けたいと思いました」と、今作の意義を強調した。

道子は、松本が演じる新人弁護士・藤野栞から、前例なき「ハラスメント」を巡る裁判に「勝ち目がない」と反対されるが「この裁判は必ず未来につながる」と立ち上がる。綾瀬は「『ファーストボイス』は、これまで当たり前とされてきた常識に疑問を投げかけ、自分の声を信じて行動した人たちの物語です。この作品が、ご覧になる皆さんに、一歩前に進む勇気や力を届けられたらうれしいです」と訴えた。

ウイカは「自分が生まれた1990年頃は、まだこんな価値観だったのかと、脚本を読んで改めて驚きました」と脚本から受けた、時代の違いに驚かされたと率直に口にした。その上で「撮影前から裁判の傍聴へ行ったり、関係者からお話を伺って、彼女達の『最初の声』を元に生まれたこの物語にリスペクトを持って挑みました」と役作りについて説明。「綾瀬さん、松本さん、ほか素晴らしいキャストの皆さんとご一緒に、前田組に再び参加できたことが、とても光栄です。ネットもスマホもない時代に、彼女達が社会を、人の心をどうやって動かしたのか。価値観が日々変わり続ける今だからこそ、いろんな世代に見ていただきたい映画です。風景やファッション、細部に至る時代の作り込みにもご注目いただきたいので、ぜひ大きなスクリーンで!」とアピールした。

松本は「今回わたしは、綾瀬はるかさん演じる朝日先生の元で働く新人弁護士・藤野栞を演じました。朝日先生の考え方、生きざまはたくさんの方に響くものがあると思います」と綾瀬が演じる主人公に抱いた思いを語った。その上で「いろんな色があっていい、いろんな形があっていい。男や女である前に私たちは一人の人間であり、その尊厳は守られるべきだと、この映画を見た一人ひとりが改めて個人を大切に思うきっかけになれば幸いです」と期待した。

綾瀬は2人との初共演を振り返り「物語の中で共に闘うことになるファーストサマーウイカさんは、ご自身の意志や考えをしっかり持った方で、役柄とも重なる魅力を感じました。女性キャストの皆さんも個性的で、とてもパワーを感じました」と語った。その上で「前田監督は、いつも周りに気を配りながら冗談を言って現場を和ませてくださるのですが、それで役者同士の会話が弾み出すと、今度は「はい、撮影しますよー!」と現場を引っ張ってくださる、とてもパワフルな方でした。温かさとエネルギーにあふれた現場だったと思います」と撮影を振り返った。

前田監督のコメントは、以下の通り

「時代に漂う空気に、ワクワクドキドキする心動き弾むようなことがどんどん少なくなってきていたのですが、綾瀬はるかさんとの映画作りはワクワクドキドキする刺激的な撮影になりました。共演のファーストサマーウイカさんと松本穂香さんと最強最高のチームワークで、観客の皆さんに元気と勇気を届ける映画に仕上がったと感じています。最初に声を上げることはとてもとても勇気がいります。社会のノイズにかき消されてしまうその小さな声を聴き逃さない、聴く耳を持ち行動することはさらなる勇気とエネルギーがいると思います。小さな声を聴き逃さず共に闘った人たちの物語に、ご期待ください」

◆「ファーストボイスー私たちの逆転裁判ー」 ディスコでミラーボールがきらめき、日本が好景気に沸いた1989年。寝ぐせ頭で法廷に駆け込む日々を送り、お金にならない案件ばかりを受けてしまうお人よしの弁護士・朝日道子(綾瀬はるか)のもとに、職場で理不尽な嫌がらせを受け、大好きな仕事をも奪われたとして、会社と上司を相手に提訴をしたいという女性・恵(ファーストサマーウイカ)が訪れる。誰も戦ったことのない前例なき「ハラスメント」を巡る裁判に、新人弁護士の栞(松本穂香)は「勝ち目がない」と反対するが、朝日は「この裁判は必ず未来につながる」と立ち上がる。彼女たちの前に立ちはだかるのは、“常識”という巨大な壁。それでも踏み出した勇気ある一歩と最初の一声“ファーストボイス”が、日本社会を揺り動かしていく。