元AKB48でタレントの高橋みなみ(35)が1日、川崎市の洗足学園音楽大で講義「夢への向き合い方」を行った。
今年4月から同大学で客員教授を務めており、この日が2回目の講義で、テーマは「夢へのプロセス」。それぞれの夢の実現に向けてのプロセスとして「(夢に向けた動きを)細分化する」「言葉にして発信する」「やりたいことと、求められること」など、自らの体験を軸に、学生80人に向けて語った。
2005年12月に、東京・秋葉原の専用劇場でデビューした際、有料観客数が7人だったところから、約7年後の12年8月には東京ドームで3公演を行って、14・4万人を動員。2万倍以上の観客を集め「死ぬときに思い出しそう…。夢がかなうってこういうことなんだ」と思える景色を見られたことも「小さいことの積み重ね」が大事だったと学生に説いた。
また「ソロ歌手」というデビュー前からの夢を、グループ在籍時にかなえるも、卒業後に多かった仕事の依頼は「しゃべり」の仕事。やりたいことと、求められることのギャップに苦しんだ過去も明かした。それでも、ラジオの帯番組のパーソナリティーとしての経験や、TBS系「ひるおび」でのコメンテーターなど、「しゃべり」の仕事も「やってみて良かった。いい評価もいただけたし、自信にもつながった。そこから別の仕事にもつながったり、仲間も増えて結局今の自分を助けてくれている。遠回りが遠回りじゃない。周りの期待は、自分の可能性だったんだと今は思う。夢の形が変わるのは、悪いことじゃない。どれだけ寄り道してもいいじゃん! って伝えたい」と熱弁をふるった。
生徒から、夢に向かうための苦悩に関する質問が寄せられると、思いに共感して、思わず涙する場面も。今後も不定期ながら講義を行っていく予定で「自分の経験したことを、いろいろな講義で伝えられたら。立ち向かう壁みたいなものは、生徒と一緒。自分もブラッシュアップしながら、今の子に必要なことを教えていければと思います」と、“教授”としての顔も様になっていた。