元自民党衆院議員で実業家の杉村太蔵氏は3日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時40分)に生出演。小泉進次郎防衛相が先月末にシンガポールで行われたアジア安全保障会議で、中国が日本に対して「新型軍国主義」という表現を使っていることを「虚偽の主張」などと強い調子で反論したことをめぐりコメントした。
進次郎氏は同会議のスピーチの中で「新型軍国主義」という中国側の日本に対する評価に関し、「核兵器と戦略爆撃機を大量に保有する国が、それをいずれも持っていない国(日本)を『新型軍国主義』と呼んでいるとしたら、おかしいと思いません?」と主張。「日本の平和国家としての歩みは、国際社会で評価されている。この事実は、(中国側の)『虚偽の主張』で揺らぐことはありません」と、強い口調で中国側の対応を批判した。一方で、昨年の高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁以降、悪化した中国との関係について「対話の扉は開かれている」とも述べ、日中間の対話の必要性にも触れた。
一方、進次郎氏のスピーチをめぐっては、今月1日に会見した中国外務省の報道官が「根拠のない言い逃れだ」「日本の言う『対話』は偽りの見せかけ」などと再反論するなど、日中間の応酬が続いている。
番組では、中国がなぜ日本を「新型軍国主義」と呼び始めたか、背景などについて報じた。進次郎氏の反応や今後の対応について問われた杉村氏は「小泉防衛大臣がスピーチで『虚偽の主張』だと。国際会議で『虚偽』という言葉を使うというのは…中国と名指しはしていないが、かなり強い言葉ですよね」とコメントした。
その上で「中国も、これだけ日本に対して厳しい立場を取ってくる背景というのは、中国から見る日本の外交というのは、米中関係が改善されると、日本に強い当たりとなり、米中が結構厳しい関係になると、日本に対して融和的になる」とも指摘。一方、同会議に出席し、進次郎氏のカウンターパートでもある米国のヘグセス国防長官のスピーチ内容を全文読んだとして「かなり米中関係が改善されている(ことが読み取れる)。これまでの通り、米中関係が改善されてくると、日本には強い言葉になってくるのかなと感じる」と口にした。
また「ただ、日中関係はお互いに今、不信感ですよね。小泉防衛大臣にはなんとか、日中の防衛当局で信頼関係を…。お互いに責め合うようなことはないということだけでも確認できる信頼関係をつくれればいいと思います」と、期待を示した。