元NHK今井義典さん死去「おはよう日本」初代キャスターで朝の顔 異例の副会長起用も

今井義典さん

「NHKニュース おはよう日本」の初代メーンキャスターで、同局副会長も務めた今井義典(いまい・よしのり)さんが5月28日、心不全のため死去した。81歳だった。

今井さんは、93年の番組開始から「おはよう日本」の初代キャスターを明石勇アナ、小谷真生子アナとともに2年間担当。その後を引き継いだ有働由美子アナらとともに、現在も続く朝番組の顔を務めた。

1944年(昭19)12月3日、静岡・清水市(現静岡市清水区)生まれ。慶大卒業後の68年4月にNHK入局。高松放送局、米国総局、報道局経済部などでの記者経験を経て、86年4月から2年間「NHKニュースワイド」キャスターを担当。93年から2年は「おはよう日本」キャスター。その後、欧州総局長、国際放送局長、放送総局解説委員長などを歴任した。

04年12月に定年、07年12で退職し、部外解説委員になった直後、08月1月には当時新任の福地茂雄会長の推薦で副会長に就任した。元アナウンサーの永井多恵子前副会長に続く、茶の間に知名度もある人選が話題となった。

今井さんは副会長就任当時、報道記者らのインサイダー取引疑惑があったことに触れ「今度の不祥事で、NHKは再び未曾有の危機に立っていると自覚しております。打開し、信頼を回復しないと明日はないと思っています」と強い決意を示し、11年の任期満了まで立て直しに尽力した。その後は立命館大学の客員教授なども務めた。