舞台「罠」取材会で上川隆也が見せた数々の“真面目”エピソード

舞台「罠」のプレスコールで役を演じる上川隆也(撮影・黒川智章)

俳優上川隆也(61)が4日、東京・よみうり大手町ホールで、舞台「罠」取材会に出席した。

約1年半ぶりの再演。意気込みを問われると、「まず、意気込んでおりません」と真顔で答えた。だが、「これは決まり文句のように言わせていただいておりますので、それだけはご容赦ください」と真面目さをうかがわせた。

異例の速さでの再演。上川もってしても「多分、前例がないぐらいの速さ」と驚きつつも、「オファーをいただけたことを心からありがたいと思いました」と感謝を示した。

6人の役者による魂のぶつかり合い。それが舞台「罠」だ。前作に続き上川がカンタン警部、藤原紀香(54)がエリザベート、渡辺大(41)がダニエル、財木琢磨(33)がマクシマン神父、藤本隆宏(55)がメルルーシュを演じる。凰稀かなめ(43)が演じた看護師ベルトンのみ、須藤理彩(49)に変更となった。

「役者はよく化学反応という言葉を口にしますが」とすると、「私、調べてきました!」とメモを手に、5つの同じ物質に1つ違う物質が入ることで全く違うものができあがる2例を披露。ここでも真面目さを見せた。

反響次第では、再々演の可能性もある。だが、「まず第一に、それを見越してやるのは、どこか作品にも不遜になってしまうように思う」と、ここでも真面目さを披露。「今こうして与えられた機会を精いっぱい務めることが、まず僕たちのすべきこと」とした。その上で「人事を尽くして天命を待つではないですけれども、そこでまた天命をいただけるのであればという気持ちで臨むことこそが、作品に対する僕らの真っ当な向き合い方ではないかと思います」と述べた。

「短いとはいえ1度務めた作品と距離感を持つことができたのが大きい」とし、「俯瞰(ふかん)して反芻(はんすう)を重ね、それを表現する場を与えてもらった」とした。

最後は「須藤さんという魅力的な女優さんをお迎えして、装いも新たに皆さまにお届けする作品になったと自負しております」と胸を張った。その上で、「ぜひ、この『罠』という作品の底知れなさを感じに、劇場においでいただければと思います」と呼びかけた。