宝塚月組「RYOFU/水晶宮殿」6日初日 トップ鳳月杏「新しい面をお客さんに見つけて欲しい」

宝塚歌劇団月組公演「RYOFU/水晶宮殿」囲み取材を行った、鳳月杏(左)と天紫珠李

27年3月28日付での退団を発表した宝塚歌劇団の月組トップ鳳月杏(ほうづき・あん)、同時退団するトップ娘役天紫珠李(あまし・じゅり)が5日、東京宝塚劇場で、「RYOFU/水晶宮殿」(6月6日~7月19日)通し稽古、囲み取材を行った。

「RYOFU」の作・演出は栗田優香氏。中国并州(へいしゅう)を治める丁原の娘雪蓮を誘惑し、娘婿として并州の地と兵力を手に入れ、天下取りをもくろむ三国志最強の武将呂布奉先と、中国4大美人のひとりである貂蝉(ちょうせん)との因果な愛憎を描く。「水晶宮殿」は、歌やダンス、豪華な衣装で魅せるファンタジー作品。

囲み取材で鳳月は「宝塚らしくない部分と宝塚らしさが融合した、宝塚でしかできないお芝居だと思う。その時生まれた気持ちを大切にお芝居したい」とした上で「月組としては挑戦でもあるので、新鮮な気持ちで挑めたら」と話した。そして、古代中国を題材にした作品に「スケールが大きい題材なのでそこを大事に」と語った。

また、「水晶宮殿」については娘役の天紫に「大劇場の空間を楽しんでのびのびやってほしい」と声をかけつつ「着たことない衣装、カツラなどそれぞれ見どころがある。”この人のこんな所初めて見た”と思っていただけて、それぞれの新しい面をお客さんに見つけて欲しいですね。そして組の皆と一緒に作ることが楽しいという気持ちを大切にしたい」と抱負を語った。

天紫も「『RYOFU』のラストは宝塚らしさがありつつ、びっくりする演出もあって斬新。『水晶宮殿』はショーでは2人で踊らせて頂けるところがあるのでのびのびやりたい」と笑顔を見せた。ファンに向けて「内容の詰まった2本立て。これ以上できないというくらいエネルギーを使ってやることを大事にしたい」と意気込んだ。