真矢さんと故郷に捧げるLUNA SEA初凱旋公演は大歓迎ムード「正真正銘、故郷、ありがとう」

「LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-」秦野公演で演奏するLUNA SEA。左からINORAN、J、RYUICHI、SUGIZO

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

LUNA SEAの全国ツアー「UNENDING JOURNEY -FOREVER-」初日公演が、メンバーの地元でもある神奈川・秦野で開催された。

初日公演は結成から37周年の記念日となる5月29日に行われ、30年以上活動する中で凱旋(がいせん)ライブはこの日が初めて。2月に亡くなったドラマーの真矢さんがツアーに復帰する場として生前から決まっていたといい、真矢さんはこの日を目指して病と闘っていたという。

5人での“帰郷”はかなわなかったが、ステージには真矢さんのドラムセットが置かれ、スクリーンには時折真矢さんの映像が流れるなど、真矢さんとともに約2時間半のライブを駆け抜けた。サポートメンバーの淳士(53)のプレイも見事にLUNA SEAの心臓となっていた。ファンの心には、ステージの5人だけでなく、真矢さんの音や圧もしっかりと刻み込まれた。

凱旋に向け、市役所や地元警察、公共交通機関など、秦野が一丸となった。秦野駅は昨年9月から到着メロディーがLUNA SEAの代表曲「ROSIER」「I FOR YOU」となり、駅前の橋には5人の手形碑が設置されるなど、凱旋公演に向け、街全体にLUNA SEAの伝説が刻み込まれていった。RYUICHI(56)は「ロックは反体制的な歌詞を書きがちだけど、市役所の方や警察の皆さんは俺たちを応援してくれている」と笑いつつ、「秦野に帰ってこられてよかった」と喜んでいた。

地元でのライブが実現したのは、秦野を心から愛した真矢さんがいたからこそと、メンバーは口をそろえた。真矢さんは生前、「はだのふるさと大使」を務め、地元のお祭りにも積極的に参加するなど、地元への愛であふれていた。SUGIZO(56)は「真矢がいなければ今日はなかった。秦野の皆さんの協力も駅メロも駅前の手形もすべてなかった。やっと地元に恩返しすることができました。真矢とSLAVE(ファンの総称)の皆さんのおかげです」と感謝を語っていた。

真矢さんの思いと、地元への感謝を胸に、激しくも温かいライブを届けた。SUGIZOは最後に「これからも秦野の思いを全国に伝えていきたい。正真正銘、故郷、秦野。本当にありがとう」と叫んだ。この先も永遠に続いていく旅の新たな始まりを目撃した、伝説的な夜となった。【野見山拓樹】