元テレビ朝日社員の玉川徹氏は8日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。高市早苗首相の陣営が昨年の自民党総裁選で他候補を中傷する動画を作成し投稿したとする「週刊文春」報道をめぐり、首相の公設第1秘書と動画を作成したとされる男性の会話の音声として「文春オンライン」が新たに配信したことを受け、「報道が正しいとすれば」とした上で、文春側が今後、2人のやりとりを記録した映像を報じる可能性があると言及した。
番組では、4日と5日に行われた衆参両院の予算委員会での高市首相の答弁内容をあらためて伝えた。高市首相は、報道の事実関係を一貫して否定。公開された音声を自身が聴いた後も「あのような音声データをもとに(秘書の声かどうか)判断するのは、難しゅうございます」と主張し、秘書のものとされる音声も「私と会話をしているときより、かなり高い声でハキハキとしゃべっていたので、違和感があった」「(秘書本人か)確認のしようがございません」と訴えた。番組では、先月11日の首相の国会答弁では、男性について「私も秘書も面識のない方」としていたものが、その後、男性がYouTube番組で、秘書とオンライン会議を行ったと説明した後には、「私も秘書もお会いしたことはない方」と微妙に変化したことなどにも言及した。
玉川氏は「文春側、高市首相側がどっちも間違いとかどっちも正しいとかということはない。文春側が正しいのか、高市首相側が正しいのかという、そこですよね」とした上で、「今までの文春の報道のあり方を見ていると、これで(報道が)止まるのかなとちょっと思うんですよね。第5弾まできているし」と、私見を示した。
一方で「本当にzoomのやりとりがあったと仮定して、文春がそれを入手していると仮定しますよ。そうすると、これだけではなく、もしかすると映像もあるかもしれない」と指摘。「zoomは音だけではなく映像もやりとりする。zoomの機能には録音の機能もあるし、相手の顔が出ているものを収録する機能もある。それがいやだったら、横にICレコーダーを置いた可能性もあるが、それは分からない。ただ、可能性としては、相手の映像などが残っている可能性は、まだあると思う。(報道が)正しいとすれば」と述べた。
さらに「zoomのやりとりを本当にしていたとすれば、その前にメールのやりとりがあるはず。URLを送るとか。それがあるとすれば、そのアドレスはだれのアドレスかを事務所に問い合わせればだれのものか分かる」とした上で、「記事を読むと、ショートメッセージのやりとりもあると。そうすると相手の電話番号もあるという可能性もある。電話番号やアドレスが事務所関係者のものかどうかは、(首相サイドが確認することで)証明できる話と思っている」と述べた。
「文春はそういうものを持っていたら今後出してくるし、もしくは映像があったら、ということもあるんじゃないかなと。今後どうなっていくか、注目なんですけどね」と口にした。
番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「逆に、高市総理側からすれば、そうじゃないでしょということをそれで証明できる」と応じると、玉川氏は「仮に、アドレスを教えてもらって、こんなアドレスはうちの事務所のものでも、秘書のものでもありませんと言えば、それでしまいですよね」と述べ、高市首相側の確認と説明が求められていることにも触れた。