石原良純「選挙に違反することなんですか」「組織だって、が問題?」首相中傷動画疑惑で疑問口に

石原良純=2024年6月

俳優石原良純(64)が8日、月曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演した。

高市早苗首相の陣営が昨年の自民党総裁選で他候補を中傷する動画を作成、投稿したとする「週刊文春」報道をめぐり、首相の公設第1秘書と動画を作成したとされる男性の会話音声とされるものが「文春オンライン」で新たに配信されたことを受け、ともに月曜コメンテーターとして出演する猿田佐世弁護士に、さまざまな質問を投げかけた。

この日の番組では、4日と5日に行われた衆参両院の予算委員会での高市首相の答弁内容をあらためて伝えた。高市首相は、秘書と男性のやりとりを一貫して否定し、公開された音声を自身が聴いた後も「あのような音声データをもとに(秘書の声かどうか)判断するのは、難しゅうございます」と主張し、秘書のものとされる音声も「私と会話をしているときより、かなり高い声でハキハキとしゃべっていたので違和感があった」「(秘書本人か)確認のしようがございません」と述べ、文春報道内容とは食い違いをみせている。

良純は「中傷動画がどういうものなのかが分からないのであれなんですけど、選挙に違反することなんですか」と指摘。これに猿田氏は「確実に犯罪ですとまでは言い切れない」とした上で、「いろいろな要素がまだ分かっていないことも多いのでこれからいろんな調査ができればですが、今はそれがなかなかできないという問題もありますけれど、利害誘導罪とか公職選挙法の法律に当たる可能性がある」と指摘。「高市首相自身につながるかは、今それがいちばん問題になっているところですが、絶対に、ということではないかもしれませんが、可能性としてはあるということ」と法曹関係者の見解として解説した。

良純はさらに「中傷動画って、個人が、俺はあいつのことが嫌いだからと思ってやる人って実際にあるじゃないですか。それが組織だってやっている(可能性がある)ということが問題なんでしょうね」とも疑問を口にした。猿田氏は「組織だってもそうですが、警察が動くかという問題以前に、社会の中では不適切とだれもが思うことを、首相自ら、首相の陣営自らがやっていて(と報じられ)、いま国会の中で自民党の数が多く、たくさんの法律がどんどんどんどん通っていく中、そうした数が、民主主義の根幹みたいなものが揺らがされてしまうようなことの真ん中に、首相の陣営があったかもしれない、というところが、大きな問題なんだろうと思います」と述べた。

ここでMCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「現時点では『かもしれない』『可能性』ですね」とフォロー。猿田氏も「かもしれない、かもしれない」と応じ、「問題がないなら、『かもしれない』ではなく、全然問題がなかったとなるよう、早く首相の方で対応をしていただけたらと思っている」と訴えた。