銀シャリ鰻が“本人の髪”で描くヘアアート披露「小杉さん、斎藤さんの毛は軽い」

自身のアート作品「生き毛(もう)アート」を紹介する銀シャリ鰻和弘

お笑いコンビ、銀シャリの鰻和弘(42)が8日、「LAUGH&PEACE ART GALLERY OSAKA」(大阪市)で最終日を迎えた展覧会「モノとケの噺(はなし)-素材がもつ記憶と、新しい姿-」に登場した。

プロダクトデザイナー・横関亮太氏とのコラボ。期間中、鰻は自身のアート作品「生き毛(もう)アート」35作品を展示した。

芸人や著名人の似顔絵に「本人から譲り受けた髪の毛」を組み合わせ、レジンで封入して仕上げる独自手法が特徴。1作品あたりの制作期間は約2日という。道具も含めて独学で工夫を重ねてきた。今回は新作として、吉本新喜劇の吉田ヒロ、中條健一、シャンプーハットの恋さんをモデルにした作品を発表した。

ヘアアートの“難題”は髪の毛の入手だ。吉本新喜劇のレジェンド座員・池乃めだかには「なんでや?」と何度も気持ち悪がられながらも、ようやく髪の毛を入手したという。

制作のきっかけは、ヘアサロンで髪の毛が産業廃棄物として処分されていると知ったことだった。「捨てられるものを別の形で残せないか」。本人から提供を受けた髪の毛を切り分けて配置し、レジンで固めることで清潔感と保存性を担保している。「ただの似顔絵やのに、髪の毛が本人のものになるだけで存在感が出る」と手応えを語った。最初の芸人作品はミルクボーイ・内海に依頼して実現させたという。

髪質の違いも制作に影響する。鰻は「薄い方の小杉さんや(トレンディエンジュルの)斎藤さんの髪の毛は、出した瞬間にふわっと舞うくらい軽い」と話して笑いを誘った。一方で髪が多い人の毛は重く、扱いにくいなど、素材としての「個性」がおもしろいという。

すでに日本を代表する音楽家・葉加瀬太郎氏、ボクシング元世界6階級王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)の髪の毛は“予約済み”とも明かし、世界の歌姫レディー・ガガの髪の毛の入手ももくろんでいる。

展示は「OSAKA Art&Desigh 2026」特別企画の一環として、「素材が持つ記憶と新しい姿」をテーマに構成され、8日に閉幕した。