フリーアナウンサー古舘伊知郎(71)が9日、自身のYouTubeチャンネルを更新。いわゆる「国旗損壊罪」をめぐり、私見を述べた。
自民党は議員立法で、日本国旗の損壊行為を罰する法案(国旗損壊罪)の今国会中の成立を目指している。自民の法案では「人に著しく不快、嫌悪の情を催させる方法で公然と損壊、除去、汚損した者は2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金に処する」と規定。処罰対象には損壊している状況のライブ配信や、動画をSNSなどに配信する行為など含まれるが、「お子様ランチの旗」や絵画の一部に絵が描かれた旗、アニメ、漫画などの創作物などは含まないとしているとされる。
古舘は「国旗損壊罪で、“お子様ランチの日の丸の旗は除外”。これ、何をやってんの、一体? それはそうだろうよ、って話でしょ。これいろんなところに気を使いながら国旗損壊罪というものを早く決めたいからそういう類例まで出てくる…っていうのはわかるんだけど、馬鹿みたいだなと思うんだよね」と切り出した。
そして「俺はね、国旗損壊罪って特段いらないんじゃないかと思ってる。やっぱり日本に生まれて日本人として日本を愛してるしね、これはそれぞれ日本という国家への情愛とかそういうものは多様性でいいんだ、と思ってるわけよ。だからね、外国の旗をはずかしめたり、とんでもないことしたら、それは外国に対して気を使うからそういう法律が日本にもある。でも特段この日の丸。日本の国旗に関してはない。ないっつったって、ないままでいいんじゃない? それをいちいち作んなくても、これ日本のね、国旗である日の丸を燃やしたりして、傷つけたりして誰が気持ちいいの? それを1部の人間にはいるんでしょう。だからやるんでしょう。だけどそんなことは多くの日本人が圧倒的に不快に思うし、やだなと思う。そしたら器物破損から含めて、そのものを壊すという行為がダメだということでちゃんと罰すればいいんだ。何も国民を縛って国家損壊罪をまた特段新たに作ることはないと思っています。いいじゃない?今のまんまで。罪にしっかり問えるんだから、変なことやったら。俺はね、あのお子様ランチのことをね、真面目に言ってるのがおかしいと思うんだよ」と続けた。
さらに「それで言ったら本当に厳密にやらなきゃいけなくなるよ。例えばオリンピックでね、本当オリンピックパラリンピックで一瞬のナショナリズムに酔いしれて日本頑張ってくれた、ゴールドメダリスト、見事に金メダル獲得!っていったらみんないろんな思想性の違いがあっても嬉しいもんじゃない? そしたら見事に金メダルを獲得したアスリートがバーっと大きな日の丸の旗をね、まるでマントのようにこうやってまとってトラックを1周して“ワーッ”って歓声に答えたりするあのシーンがあるじゃない?ああいうの見たらグッとくるよ。俺なんかそれでいいじゃない。そういう時にちょっとつんめちゃったとかちょっと長いもんだからそこを踏んじゃったとか、それをいちいち罪に問うのか、ってアホらしい話になるでしょ? そんなことは気持ちが入ってて、了解事項として分かるんだからそでいいわけじゃん。だから法律をガチガチに決め込む必要は、俺はないと思ってるね」と語気を強めて話した。
自民党は9日、総務会を開き、罰則規定を盛り込んだ議員立法の日本国旗損壊罪法案を了承した。