音楽家の大友良英氏(66)が10日までにインスタグラムを更新。ジャズギタリスト中牟礼貞則(なかむれ・さだのり)さんの訃報を受け、追悼した。
大友氏は「日本の偉大な先駆者、ギタリスト中牟礼貞則さんの訃報」と切り出し、「彼は若き日に高柳昌行とともに日本のモダンジャズを切り開いた巨人であり93歳まで現役で演奏を続けていました」と経歴を紹介。「何年か前にピットインやNHKFMでご一緒したのが最初で最後の共演になってしまいました。年齢を重ねるに従い中牟礼さんにしか出来ない独自の演奏になって行く姿が本当に素晴らしく、心を打ちました」と最後の共演を振り返り「謹んでご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
また「NHKFMの中牟礼さんがゲストで出てくれた回の再放送が出来るよう動きます」との意向を示し、最後に「日本以外の人にも伝わるよう、多少説明的に書かせてもらいました」と今回の投稿文について補足した。
中牟礼さんは鹿児島県出身。51年に上京し、プロとしての活動をスタート、日本のジャズギタリストの草分けとして活躍。サックス奏者の渡辺貞夫ら多くの演奏家と共演した。ギタリスト渡辺香津美は弟子。24年には文化庁長官表彰を受けていた。4日、中牟礼さんのFacebookで「ギタリスト中牟礼貞則は再びステージに戻る日を目指しこの春より入院加療を続けて参りましたが、2026年6月4日ご家族に見守られるなか93才にて力尽き逝去いたしました」と伝えられた。