【悼む】ガッツ石松さん 55歳当時の女性関係の質問に「東北だよ。アキタ!」下ネタサービスも

ガッツ石松さん(2005年2月撮影)

ボクシングの元WBC世界ライト級王者でタレントのガッツ石松さんが肺炎のため亡くなった。76歳だった。

21年前。55歳のガッツさんにインタビュー取材をした。この時に過去の女性関係について聞いた。

「初体験は16歳。一晩で5人を相手にしたこともあり、最高齢は68歳。オカマちゃんとも1回ある」と過去に明かしていた。その確認をすると「そうだよ」とスンナリと認めた。調子に乗って「今の女性関係はどうですか?」と聞いてみると「もう東北だ。分かる? アキタ」とダジャレが返ってきた。一区切りにすることを「卒業」と表現することが多いのが念頭にあるためか、付け加えて「女性について『卒業』でなく『顧問』だな。肛(こう)門じゃないよ」と下ネタのサービストークまで飛び出した。

当時32歳の長女に結婚を促す際には「早く結婚をして孫を見せろ。マゴマゴするな」とオヤジギャグを飛ばしていた。

ユニークな顔を持つと同時に、常に夢を持ち続ける努力家でもあった。「大人でも『大志を抱け』だよ。運というのは頑張っていれば磁石のようにこっちに寄ってくる。後押ししてくれる。1歩1歩やっていないとポンって花は咲かないよ」。

ガッツさんは俳優としても知られ、平均視聴率53・6%のNHK朝ドラ「おしん」に出演し、映画もスティーブン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国」や「ブラック・レイン」でハリウッドに進出した。それについて「芸能活動を始めてから『おしん』に出合うまで6年は大変だった。防衛戦のつもりで1つ1つの作品を一生懸命やるだけだった」と振り返っていた。

常に1歩1歩を踏み締めながら進む不器用で武骨な努力の人。最後には運さえ引き寄せて「OK牧場」とガッツポーズを決める。それがガッツ石松さんだった。【松本久】

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