フリーアナウンサー膳場貴子が14日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。高市早苗首相陣営の秘書が昨年の自民党総裁選や今年の衆院選で他候補を中傷する動画作成をIT会社代表男性男性に依頼しそれが大量に投稿されたなどとする「週刊文春」の一連の疑惑報道への追及をめぐり、「メディアの責任」に言及する一幕があった。
この日、同番組では高市首相がこの疑惑を巡り、陣営を含め「(秘書に)キレられましたよ」「面識はない」などと報道内容を強く否定していたが、10日の衆院法務委員会で「秘書本人に音声を確認させましたところ、“自分の声に似ているように思うが、編集されて発言が細切れになっていることから、内容も含め確信は持てない”」との回答があったと説明。さらに「そこ(オンライン会議)で国民の声を広く聞くために検討しているという企画の紹介を聞いたことはある」とも話し、これまでの答弁との整合性が問われ始めている。そしてこうした高市首相の答弁の整合性について、中道改革連合の小川淳也代表は12日「理解しがたい言い訳や言い逃れが塗り重ねられていくことで、総理大臣としての資質が脅かされない局面に入りつつある」と厳しく批判し、野党は当該秘書の国会への参考人招致を求めている。
この件について、スタジオではビジネスと人権研究所・代表理事の谷口真由美氏が「(選挙で)選ばれた人たちの正当性が問われているという話なので、国会が総力を挙げて(真相解明などを)やらなきゃいけないことなので、ちゃんとやってほしいなと思います」とコメントすると、膳場は「おっしゃる通りですね。去年ルーマニアでは大統領選やり直しになったことにもなってますしね」などと応じた。
そして早大特命教授で日本文学研究者のロバート・キャンベル氏が「(今回の疑惑は)日本の民主主義の根幹を揺るがすことで、厳しく問うべきだと思う。そこで感じることは、(同疑惑を追及している文春などの)週刊誌に重要な情報をゆだねないといけないというか、(週刊誌以外の)日本の大手メディアが何をしてるのか? “記者クラブの在り方”というのが、凄く問われる事件だと思います。非常に厳しい答弁だと思いますし、追及すべきことだと感じている」などと週刊誌以外の記者クラブ系メディアももっと厳しく疑惑を追及すべきという趣旨のコメントすると、膳場は「メディアの責任も感じます」と述べた。