元宝塚歌劇団の星組娘役で6月3日に「さよならは黄昏に」で歌手デビューをした有沙瞳(32)が15日、都内でデビュー記念ライブを行った。
「今日はよろしくお願いします」のあいさつとともにデビュー曲で幕開け。大きな拍手に「ありがとうございます。本当にうれしく思います。今日は有沙瞳のいろいろな部分を見て楽しんでください」。
2曲目からはカバー曲コーナー。林あさ美「恋してオモナ」、渡辺真知子「かもめが翔んだ日」などを続けた。同じ芸能事務所「長良プロダクション」の田川寿美「女人高野」、水森かおり「五能線」を歌唱した際は「集中しすぎてふらついちゃった」と苦笑いだった。
男性歌謡ユニット「はやぶさ」はゲスト出演。ヒカル(39)とは美空ひばりの「川の流れのように」をデュエットし、ヤマト(32)とはディズニー音楽の「ホール・ニュー・ワールド」を歌唱した。「デュエットができて光栄です」と笑顔で話す有沙とは対照的にヤマトは「私にミュージカルの曲を投げないで。プレッシャーがすごいんだから。出て来るときは井上芳雄さんでしたが、歌っているときは自分になっていました」と笑わせた。
長山洋子の「じょんから女節」は津軽三味線を手に熱唱。民謡「秋田船方節」も初歌唱した。
歌唱後に「はぁ~」と1つ大きな安堵(あんど)のため息をついて「今の私からは考えられないでしょうけど(笑い)、幼いころから引っ込み思案で声も小さかった。それがピアノやバレエ、民謡を習って、演歌歌謡曲が私を変えてくれました。好きなことをさせてくれた家族のおかげです。でも、あれが今につながるとは思えなかったので、人生は何が起こるか分からないですよね」。 演歌からミュージカル曲、三味線、民謡など、さまざまな魅力を約1時間半に詰め込んだデビュー記念ライブ。12年に宝塚に入団して23年に退団した有沙は「これからは歌と女優の二刀流で頑張ります。私が歌で人生が変わったように、私も歌で多くの人に寄りそいたい。頑張ります」と誓った。