9日に86歳で亡くなった女優中村玉緒(なかむら・たまお)さん(本名奥村玉緒=おくむら・たまお)の告別式が17日、都内の斎場で営まれた。弔辞は玉緒さんの夫、勝新太郎さんの付き人で、生前親交の深かった松平健(72)が読み上げた。
以下は弔辞全文
もう奥さんの笑い声が聞こえなくなるかと思うと、本当に寂しいです。思えば52年前、勝先生のもとでデビューさせていただいて以来、勝先生の奥さまとして、本当にあたたかく優しく接していただきました。テレビドラマの「暴れん坊将軍」では、吉宗の生母、お由利の方を演じていただき、親子の役をさせていただきまして、それ以来、息子のようにかわいがっていただきました。
舞台では勝先生の追悼公演で「座頭市」、そして石井先生(石井ふく子氏)の舞台。その舞台の折には本当にあのいつもの笑い声、そして明るさで稽古場を和ませていただいたり、出番前まで本当に楽しいお話を聞かせていただき、舞台袖では出とちりそうになったこともありましたが、奥さんのおかげで本当に皆さまが明るく楽しく、舞台を過ごさせていただけたこと、本当に御礼申し上げます。
また仕事以外でも、プライベートでは私の家族を交えて年に1度の食事会をつくっていただいたり、そんな時には勝先生の思い出話をたくさん聞かせていただきました。本当に勝先生のことを愛しているんだなと、そう感じました。
奥さんのあの笑い声、またその明るさは、これからも皆さまの心にきっと残っていくと思います。どうぞ天国で大好きな勝先生、またタケちゃん(息子の奥村雄大さん)と会い、3人で眞粧美ちゃん夫婦のことをずっとまた見守っていただきたいと思います。
本当に長い間、お世話になりましてありがとうございました。