お寺・仏像研究家でピン芸人のみほとけ(31)が、7月2日に京都でお寺フェス「THE極楽DAY・夏の仏教フェスin金戒光明寺」を主催する。元ミス鎌倉で、アイドルを経て看護師資格を持ち、ものまねで「R-1グランプリ」「THE W」でも実績を残している。みほとけのありがたいお話を聞いた。【小谷野俊哉】
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フェスは2つに分かれている。午前11時からは「経済×仏教トークセッション『推しと祈り』川邊健太郎と浄土宗僧侶が語る“宗教”と“アイドル”の交差点」。午後6時からは「THE極楽NIGHT in大本山金戒光明寺~音楽×笑い×怪談の仏教エンタメフェス~」。
慶大看護医療学部在学中の2015年(平27)に、地下アイドルWen Deeのメンバーとしてデビュー。だが、卒業後に24歳を目前にして、グループが解散した。
「アイドルやってる最中は、全く売れませんでした。2017年くらいからSNSのフォロワーを増やして、セルフプロデュースを頑張らなきゃと思っていました。仏像大好きアイドルみたいな感じで、いろんなお寺に行って写真をアップしました。あとは仏像の成りきり写真とか面白いことをしてみたいなと。それで、仏像好きをPRしていってたんです。アイドルをしながら仏像好きタレントをやってたんですけど、アイドルグループが解散しちゃうと『全く売れてない元アイドルが、ただ仏像好きのタレントをやっている』って世間的に何も響かない」
新たに仏像好きの芸人として歩もうとした。
「お前、何者なんだっていう感じになったので、ちゃんと芸として仏像をしゃべれるようになろうと思いました。お笑いも深夜ラジオとかを聞いて好きだったんです。アイドルの終わりの頃に仏像でお笑いのネタを作ってR-1グランプリとか出てみたんです。意外と1回戦で勝てて、2回戦も勝てたから、そのまま芸人になれそうだなと思いました。仏像のことをしゃべる方が自分には向いてると、ずっと思っていたんです。アイドルをやりながら、自分のことかわいいって言う仕事より、仏像がかわいいから見てくださいよって言う方が得意だった」
19年1月から、現在も所属する浅井企画に所属してピン芸人になった。
「アイドルに向いてないし、仏像のことをしゃべるのを仕事にしようと決めました。人に届けるには自分が面白くなって、聞く耳を持ってもらうのが大事だなと思いました。芸人も好きだし、お笑いのネタを作ったら意外と知られだした。じゃあ、仏像を誰よりも面白く分かりやすく話せる人になろうということで芸人になりました」
中3の時にAKB48になるのを反対した親は、見守ってくれた。
「看護師は大学4年で国家資格の試験に受かりました。アルバイトだけど、クリニックで看護師としても働いてたりします。看護師って言いつつ、健康診断したりとか、インフルエンザのワクチン打っていただけなので、看護師資格持ちって言ってますけどね。病棟で何かをしたことはないので」
白石麻衣、ヒロド歩美、井上咲楽、有働由美子のものまねで出演していた、フジテレビのバラエティー「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」は一昨年の暮れ以来放送されていない。闘病中のメインを務めるとんねるず石橋貴明(64)の復帰待ちだ。
「でも、やっぱり芸人たちは、虎視眈々(たんたん)とネタ作ってますよ。いつか復活がありそうと思っています。みんな真面目にネタを作っています」
仏教だけじゃない、お笑い魂も健在だ。
(終わり)
◆みほとけ 1994年(平6)10月27日、神奈川・鎌倉市生まれ。湘南白百合学園高から、慶大看護医療学部を17年3月に卒業して看護師資格を取得。15年11月~18年8月、アイドルユニットWen Dee。16年度ミス鎌倉。19年から本名の「みほ」と「ほとけ」を合わせて「みほとけ」でピン芸人。山梨放送・YBSラジオ「キックス」(月~金曜午後2時)の火曜パーソナリティー。166センチ。血液型A。