「流氷海峡」発売の竹川美子「この歌で酷暑を乗り切って」 恩師叶弦大のメロディーを歌う

新曲「流氷海峡/佐渡の港で待ってます」について語った竹川美子(撮影・鈴木みどり)

演歌歌手竹川美子(47)が新曲「流氷海峡」(作詞岡田冨美子・作曲叶弦大)を発売した。酷暑に向かう時期に、涼しげな題名でヒットを狙う。

「作詞は同じ広島出身の岡田冨美子先生。作曲は恩師の叶弦大先生です。この曲は、ディレクターが2年ぐらい前から温めていた作品なんです。三連符の流れのいいメロディーラインなんですよね。だから歌うのもとても心地いいですし、聞く方も心地いいと思います」

故郷を捨て、北の最果てまで、好きになった男と逃げていく女心を歌い上げている。

「現代では、なかなかあり得ない恋心の世界を描いています。カラオケ好きな人なら、絶対に歌いたくなる曲だと思うので、ぜひ覚えて、男女の関係なく歌っていただけるといいなと思います。ビルボードの総合チャート5月27日付で16位になりました。演歌では珍しいのでうれしいですね。タイトルに“海峡”とつく曲は、力があるんじゃないかなと勝手に思っています。歌い込んで、ライブを日本各地でやっていきたいなと思っています」

03年(平成25)に「江釣子の女」でデビューして20万枚のヒット。3年前に歌手六本木ヒロシ(47)と結婚した。

「『江釣子の女』に匹敵するぐらいの曲を出したいという思いがあります。もう一つ、代表曲を作りたいですね。旦那とはけんかしながら、仲良くやっています。夫婦2人で、彼が司会も兼ねてステージをやったりもしています」

デビューして23年、演歌の道を着実に歩んでいる。それでも、歌手をやめようかと思い悩んだことがある。

「デビューから10年くらいたって、30代になった時にいろいろ悩みました。その前に東日本大震災があって、いろいろと考えて精神的に落ち込んでしまいました。もうやめた方がいいのかなとも思いました。でも、続けてきてよかった」

節目の50歳まで、あと3年を切った。

「端唄とか小唄、それと長唄もやっているので、その和の唄の世界を歌えたらいいなと考えています。日本舞踊もやっているし、弾き語りもできる。それを夫婦でできたら、と。彼は落語もやっていてうまいので、それと組み合わせて、そういうパッケージでやっていけたらいいですね。新曲のキャンペーンとは、また別の活動ですね」

長らくパーソナリティーを務めるFM伊豆の「竹川美子のドレ美子ソラシド」が、7月から北上E&Be(いいあんべ)FMの放送に変わる。

「叶弦大先生の下で修業した静岡・伊豆から『江釣子の女』の舞台の岩手に変わりますけど、今の時代はradiko(ラジコ)で、日本中どこでも聞くことができます。歌うのも好きだけど、お話しするのも好きなので、皆さん、聞いてくださいね」

「流氷海峡」のミュージックビデオでは流氷の上で歌っているが、地に足がついた活動を続けている(笑い)。【小谷野俊哉】

◆竹川美子(たけがわ・みこ)1979年(昭54)1月6日、広島県生まれ。作曲家叶弦大氏に97年(平9)から師事。03年のデビュー曲「江釣子のおんな」が20万枚のヒット。夫は歌手六本木ヒロシ(48)。特技は三味線、日本舞踊、民謡。FM伊豆「竹川美子のドレ美子ソラシド」レギュラー。157センチ。血液型AB。