OSK日本歌劇団トップスター翼和希が25日、大阪市内でミュージカル「幸村を討て」(8月27~30日=グランフロント大阪ナレッジシアター)の製作発表会見に出席した。
今村翔吾氏原作。「大坂の陣」の舞台裏に秘められた真田幸村の謎に迫る本格人間ドラマをミュージカルとして描く。翼は真田幸村と徳川家康を一人二役で演じる。
OSKでは07年「真田幸村~夢・燃ゆる~」、15年「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱」などなじみ深い真田幸村の作品。翼は過去の作品には関わっておらず「観劇する側でただただ圧倒されていました」。原作を読み、幸村には「幸村が真田を大切にしたように、私もOSKを大切にしたいと強く思っており、そこに共感を得ております」と語った。
一方、家康については「謎解きをする張本人。相対する2人を両方演じることができるので、お稽古しているときは頭が混乱するんじゃないかとプレッシャーです」と苦笑しながらも、「下級生のときから2役を演じるのが夢だったのでうれしい」と喜んだ。眉を脱色してポスター撮影に挑むなどビジュアルにもこだわっており、「両極端に分けたい。静と動を分け、その中の陰の部分と陽の部分をさらに緻密(ちみつ)化して作っていきたい。OSKが上演する最高の幸村をお見せしたい」と意気込んだ。
脚本・演出の北林佐和子氏からは「入団史上最大のセリフ量」を与えられたと言い、「舞台人としてやりがいを感じる作品に出会って、やる気が満ちあふれています。大阪公演は8回しかないので8回見に来てください」とアピールしていた。