落語家4代目林家染丸(76)の芸歴60周年と喜寿を祝うエッセイ集「上方落語 笑われてあと心地よき寄席囃子(ばやし)」(7月初旬発売)の出版と記念落語会「林家染丸一門会」(8月22日、天満天神繁昌亭)の取材会が25日、大阪市の上方落語協会会館で行われ、弟子の林家染二、うさぎ、花丸、染雀、菊丸、竹丸が出席した。
染丸は1966年に3代目林家染丸に入門。今年で芸歴60周年を迎え、10月の誕生日で喜寿となる。
落語家としてはもちろん、寄席囃子の研究でも多大な貢献を果たし、2012年には紫綬褒章を受章するも、3回の脳梗塞(こうそく)を経て現在も闘病中。この日も姿を見せることはできなかった。
そんな師匠のエッセー集や一門の芸、染丸語録などをまとめた記念本を後世に残そうと企画。コロナ禍で一度は立ち消えになったが、筆頭弟子の染二を中心に出版にこぎ着けた。染二は「13年来の思いが実現した」と感慨に浸った。
師匠も「ありがとう」と言ってくれたといい、現在の様子については「我々の言っていることは理解してくれている。施設にはおりますけれども元気でよう笑います」と説明。ただ、記念落語会への出演については「おそらく出演することはない」と話すにとどめた。