お笑いコンビ、爆笑問題の太田光は28日、シャンソン歌手、俳優美輪明宏(みわ・あきひろ)さん(本名丸山明宏=まるやま・あきひろ)が20日に老衰のため死去したことが同日、美輪さんの公式サイトで発表されたことを受け、美輪さんとの思い出を語った。
爆笑問題がMCを務めるTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)はこの日の生放送中に、美輪さんの訃報(ふほう)を速報で伝えた。これを受けて、爆笑問題の田中裕二と太田が、それぞれ美輪さんへの追悼の言葉を口にした。
ともに進行役を担当する若林有子アナウンサーから「爆笑問題のおふたりも共演などがありました」と問われると、田中は「テレビもラジオも結構、番組もやられていて、TBSのラジオの階にたまに、黄色い髪がぶわ-っと通ってぎょっとする、みたいなこともあったんですけど、我々は結構、会うと、ほめていただいたというか。『あなたたちはいいわね』とみたいなことを、最初に会った時に言っていただいた」と振り返った。
太田は、その時のことを「『あなたたちは売れるわよ』と言っていただいたことが、すごくうれしかった」と、美輪さんのまねをしながら、美輪さんとの交流を回顧した。
「美輪さんからいろんなお話を聞きましたが、代表作の『黒蜥蜴(とかげ)』。江戸川乱歩の『黒蜥蜴』を舞台化したものなんですけど、あの思い出話なんかすると、とにかく登場人物すごかった」と述べ、「三輪さんのことを、(戯曲化した作家の)三島由紀夫がどう口説いたかとか、江戸川乱歩がどういうふうに言ったかとか、そういうのがもう、聴いているだけで、もっともっと聴きたいような」と振り返り、「日本の文学や芸術の歴史は、全部、美輪さんの中に入っている。そんな感じがしましたね」と、しのんだ。
公式サイトの発表では「突然のご報告となりますが、弊社所属の歌手で俳優の美輪明宏が、六月二十日午前九時三十分、老衰のため九十一歳で永眠いたしました」と報告。近況について「この一年は、高齢のため仕事をセーブし、体力の回復に努めておりました。約三ケ月前に体調を崩してからは、自宅で静養しておりました」とし、「最後は『ありがとう』と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じました」という。告別式について「本人が好きだった黄色いバラを祭壇に飾り、棺には応援してくださったファンの皆さまからのお手紙を納めました」ともつづられた。
美輪さんは体調を崩す約1年前まで、舞台や、歌とトークで構成した音楽会などに精力的に出演していた。葬儀・告別式は近親者で営まれたといい、お別れの会やしのぶ会の予定はないとしている。