蒼井優(40)が29日、都内で行われたNetflixシリーズ「ガス人間」(7月2日から世界独占配信)配信記念イベントに登壇。「見えないものを想像しながら、お芝居をするのは、あまりやったことがない。8カ月やるとスタッフさんと同じものが見えているな、となったのは新境地」と撮影を振り返った。モデルのUTA(28)が演じた、連続予告殺人で日本を震撼(しんかん)させるガス人間はVFX(視覚効果)で表現しており、蒼井は「その域まで行けて、貴重でした」と俳優人生において得難い体験をしたと感謝した。
「ガス人間」は、円谷英二さんが特技監督を務めた1960年(昭35)の映画「ガス人間第一号」(本多猪四郎監督)が、東宝とNetflixの初タッグによって全8話の完全オリジナルストーリーによるドラマシリーズとしてリブート。劇場型の連続予告殺人を仕掛けるガス人間に立ち向かう刑事の主人公・岡本賢治を小栗旬(43)、報道記者・甲野京子を蒼井、オカルト/都市伝説系チャンネルを運営する配信者の兄妹、藤川華歩を広瀬すず(28)、兄の富士太を林遣都(35)、とある事件の容疑者として賢治がマークしていた元ヤクザの上場企業社長、森靖利を竹野内豊(55)が、それぞれ演じた。
蒼井は「何があっても正義を追う正義感。誰よりも真実に近づきたい執念だけ。刑事よりも早く」と演じた京子を評した。その上で「強い役の経験がないので、強い集中力を保つのは、勉強になりました」と撮影を振り返った。片山慎三監督(45)は「現場では、ガスになったガス人間いない状態で撮影したので、俳優の見杏さんは、空を見上げ、驚く芝居をしてもらった。ガス人間が、どういうふうにCGで現れているのか…人からガスになるところもリアルにこだわって作った」と語った。
一方、小栗は、演じた賢治を「正義感はあるんですけど、ちょっと抜けているようなところがある」と評した。さらに「刑事なので、しょうがないんですけど、追いかけている事件より物事が先に進む。たどり着いた時には事件が終わっているところが多い。毎回、追いかけても、たどりつけないのは面白い。警察が手に入れた情報だけだと、いつも遅れる。人間味が出ていると思います」と続けた。その上で、蒼井が演じた京子を「僕からすると(操作の邪魔で、ちょっと邪魔なんですよ」と評し、笑った。