骨折に耐えて涙の歌唱で初ランクイン「けがの功名」 キャリア52年のベテラン歌手

けがの功名?で初のオリコンランキング入りした水奈月順子

デビュー52年のベテラン歌手・水奈月順子(75)の新曲「ゆめ華火」が、オリコン演歌・歌謡曲ランキング(6日付)で20位、サウンド・スキャンで9位にランクインしたことが1日、分かった。

水奈月は6月25日に都内で行われた「日本歌手協会 夏まつり 唄まつり2026」に出演したが、会場入りの際に階段で転倒して肩甲骨の付け根を骨折。それでも車いすで舞台に登場し、痛みをこらえての涙ながらの熱唱に観客から大きな拍手が送られた。そのままロビーで行ったCD即売会には車いすのまま駆けつけ大盛況だった。

水奈月は「痛い思いをしたけれど、どうしても新曲を皆さんに聞いていただきたかった。衣装も新調していたのですが、骨折で袖も通せず、楽屋入りの服のままでしたが、心を込めて歌いました。まさかこんな結果を頂けるとは、夢のようです」と感激。「『ゆめ華火』のタイトル通り、これを機に大きな花火を打ち上げたいと思います」と語り、「けがの功名とはこのことかしら?」と笑った。

半世紀を超える長い歌手人生で初のオリコンのランクイン。「ゆめ華火」は、6日から放送の「オリコン演歌&歌謡トップ30」(演歌歌謡ポップチャンネル)で1週間、ミュージックビデオが流れる。

「ゆめ華火」のカップリングには、アイヌ伝承歌謡で1958年(昭33)に雪村いづみがリリースした「ピリカ・ピリカ」が収録されている。「私も北海道の出身者(旭川市)として、アイヌ民族の皆さんの中に古くから伝わるこの名曲を、『ゆめ華火』同様に伝えていけたらと思っています」とコメントした。