デヴィ夫人、恩人・美輪明宏さんへの思いをつづる「お言葉の一つひとつには深い真理」

デヴィ夫人(2025年撮影)

タレントのデヴィ夫人が3日、インスタグラムを更新。6月20日に老衰のため91歳で亡くなった俳優の美輪明宏(みわ・あきひろ)さん(本名丸山明宏=まるやま・あきひろ)を追悼した。

デヴィ夫人は「美輪明宏様へ 追悼」のタイトルで、「美輪明宏様 あなたと初めてお目にかかったのは、1966年11月頃のことでした。当時のインドネシアは、100万人以上もの尊い命が失われた激動の時代の渦中にあり、私自身もまた、日本で激しい誹謗中傷にさらされ、まさに四面楚歌の日々を送っておりました」と回顧。

そして「そんな暗闇の中で、私に手を差し伸べ、守ってくださったお二人の恩人がおりました。お一人は、浪花千栄子さん」と説明。「そして、もうお一人の方が美輪明宏さんでした」と明かした。

そして「銀座ソニービル地下の『マキシム・ド・パリ』にお招きくださり、深い優しさで私を慰め、勇気づけてくださいました。その温かなお心に、私はどれほど救われたことでしょう。私にとって美輪さんは、尊敬する先輩であり、憧れの存在でした」と思いをつづった。

続けて「10代の頃、銀座の『銀巴里』の舞台に立つ 丸山明宏さんを初めて拝見したとき、『なんて美しい貴公子のようなお方なのだろう』と息を呑んだことを、昨日のことのように覚えています。また、時を経て新宿厚生年金ビルの隣に『巴里』というお店を開き、大きく胸元の開いた漆黒のドレスを優雅にまとわれた美輪さんのお姿は、息をのむほど美しく、妖艶で、まるで一枚の絵画のようでした」と振り返った。

そして「私が日本へ帰ってきて早や20年余りになります。その間『黒蜥蜴』『双頭の鷲』等舞台にお邪魔したり、テレビでご一緒させていただきました」と説明し、「美輪さんは、唯一無二の美意識と哲学をお持ちでした。お言葉の一つひとつには深い真理が宿り、私は多くを学ばせていただきました。その教えは、私の人生を豊かにし、苦しい時には進むべき道を照らしてくれる灯火でもありました」と美輪さんへの思いをつづった。

さらに「そして今、私には一つだけ、どうしても消えることのない悔いがあります」とし、「『お元気なうちにお会いしなければ』『お見舞いに伺わなければ』そう何度も思いながら、忙しさを言い訳に、その願いを果たせませんでした」と明かした。「もう一度お目にかかり、『ありがとうございました』と、心からの感謝を直接お伝えしたかった。それが叶わなかったことは、私の生涯の心残りです」と後悔を記した。

そして「美輪さん。あの時、あなたが私にくださった優しさと勇気は、今も私の心の中で生き続けています。本当にありがとうございました。そして、間に合わなかったことを、どうかお許しください。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と美輪さんへ語りかけ、追悼し、美輪さんとのツーショットを披露した。