6月20日に91歳で死去した美輪明宏さんをしのんで、NHK・Eテレで4日「美輪明宏愛のモヤモヤ相談室新春SPアンコール」が再放送された。
ファーストサマーウイカ(36)が出演した2022年1月2日の番組を放送。2020年9月から不定期番組として放送され「心にモヤモヤした悩みを持つ代表として」ウイカが出演していた。ウイカは、アイドルグループの一員としてデビューし、その後ソロ活動するようになり、バラエティ番組でブレークし、ドラマに出演するなどマルチに活躍していると紹介された。
多方面に活躍しているウイカだったが、意外なモヤモヤがあると告白。「ものごごろついてからのモヤモヤがある」として「没個性というか、秀でたものがなく送ってきた人生を歩んできていて、ある種器用貧乏であることが悩み」と語った。さらに「広く浅くなんとなく渡り歩んできた故になんでもない人になっているなぁ、と」とつかみどころのない悩みを吐露した。
美輪さんは「ぜいたくな悩みですね。だってねぇ、ご存知でしょ、芸能界を目指したりね、芸能界で消えていった人って、どれだけ人数いるとお思い?」と相談室なのに逆に質問して「それで成功した人は何%いると思う」とさらに尋ねてきた。
ウイカは「ほんの一握りです」と答えた。美輪さんは「それは1人で成立しているわけではないんですよ。周りのいろんな人たち、例えば芝居をおやりになったことはあるでしょ?」とあらためてウイカに尋ねた。
ウイカは「30~40ほど舞台は立たせていただいたんですけれども…」と話した。ここでウイカが高校卒業後劇団に入団して、5年間、舞台女優をしていた経歴について紹介。
美輪さんは「美術、大道具、照明、音響…そういうもの、何か勉強なすった?」と質問。ウイカは「そうですね、自分にそういう確固たる芯のようなんものがないので、スゴく抽象的なんですけれども、パンクな音楽をやってらっしゃる方とか縦横無尽に人の迷惑も考えなくて、スゴく乱暴なパフォーマンスをする方とかいらっしゃって、そういう方に憧れたりすることもあったんです。カメラとか壊したりして、誰かが頭を下げて謝ったり、お金を払い、誰かが泣きをみても、これが自分のやりたいことだ、って言える人、って、本当にスゴいな、って。それが自分にはない」と破天荒な生き方ができなかったことを自虐するような言い方をした。
美輪さんは「詩を書いたり、絵を描いたり、何でもいいんですよ。自分はこれが本物だというものを思って追究できるもの、それをたくさん用意しておくんですよ」と選択肢を用意しておく勧めを提案した。