橋本愛事務所が声明 ドラマ共演の佐藤二朗はハラスメント報道に反論、フジも見解説明/騒動経緯

フジテレビ

女優橋本愛(30)の所属事務所が4日までに、公式サイトに「当社俳優に関する報道について」と題した文面をアップした。一部報道についてフジテレビから経緯説明があったと明らかにした上で「フジテレビ社による報道が事実との認識」との見解を示した。騒動の経緯は以下の通り。

 

▼7月1日 俳優佐藤二朗(57)がフジテレビで4月期に放送されたドラマ「夫婦別姓刑事」で、橋本に対して「ハラスメント」をしたと「文春オンライン」が報じた

▼同日 佐藤の所属事務所が報道について「事実とは異なる内容や、一方当事者からの主張のみを前提として構成されている部分が含まれており、弊社としては、その内容を到底受け入れることはできません」と反論する声明を出す。事の発端は3月22日の第1話撮影中で、橋本側に過去のセクハラ被害を原因とした身体接触の制限があることを知らされていなかった佐藤が、夫婦役の芝居の中での橋本の顎に「手が触れてしまった」ことという。クランクイン3カ月前にはドラマの担当プロデューサーから、橋本が過去のハラスメント被害によるトラウマがあることも佐藤のマネージャーに伝えられたが、両者の話し合いで、佐藤の芝居に制限をかけない方が良いのではないか、という結論になり、プロデューサーの了解を得た上で、佐藤には女優のトラウマについては伝えないこととなった、と説明した。また佐藤が1話の撮影終了後、今後の撮影のためにもわだかまりを残さない方がいいと考え、ねぎらいの意味も込めて女優の楽屋を訪れたという。スタッフを含めた3人が在室する状況の中で、女優の演技が素晴らしかったと感じたことを伝えた上で「過去の心の傷は最大限、尊重されるべき社会だと心から思うが、トラウマがあって夫婦役を演じるなら先に状況を相手に共有すべきである事、その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないかと僕個人は思います」と伝えた。同事務所は「その後も佐藤はお約束通り、一貫してクランクアップまでそのレギュレーションを守り続けました。佐藤の言動がハラスメントにあたるものでないことは、専門家からの確認を受けています」との見解を示した

▼同日 佐藤も所属事務所を通じて「フジテレビのスタッフと共演者と共に誠実に芝居を行った事がこのような報道になってしまって大変残念です。僕は、すべての『事実』が明らかになることだけを望んでいます」とコメント。また自身のXでも「さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません。僕は撮影中、何度も『もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき』と訴えました。もっと早く決断するべきでした。数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります」とつづった

▼2日 フジテレビが報道について声明を発表。「記事の掲載に至ったことは大変遺憾です」として誹謗(ひぼう)中傷を控えるように呼びかけた上で「当社から男性俳優の言動について、厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です」と説明。「なお、当社としては、男性俳優が撮影中に女性俳優の顔に触れた点を問題として捉えているものではありません。男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視されたことを受けて、当社は、『フジ・メディア・ホールディングスグループ人権方針』に則って、これまで適切な環境調整や関係者への配慮・保護に努めてまいりました」などと説明。また「当社は、過去に辛い経験をされた方に対して、それによる不自由や制限を当然に受け入れるべきだという意見には与しません。そのような言葉を投げかけることこそが、二次加害や誹謗中傷に他ならず、人権尊重を掲げる当社としては、そのような行為を許容することはできません。当社は、引き続き、心理的安全性の保たれた制作現場づくりをはじめ、人権の尊重も含むサステナビリティ課題全般についての取り組みを推進してまいります」と伝えた

▼同日 佐藤の所属事務所が公式サイトで代表取締役名義のコメントを発表。報道について「弊社は、本件に関し、これまで真摯に事実確認を行うとともに、関係者との誠実な対話、対応を続けてまいりました。しかしながら、当該記事には、事実とは異なる内容や、一方の見解を中心として構成されている部分が多々含まれており、弊社としては、その内容を到底受け入れることはできません」とあらためて反論した。「また、記事で示されているようなハラスメントに該当する事実は確認されておらず、そのような評価は適切ではないと考えております。専門家からも佐藤の言動がハラスメントにあたるものでないと、確認を得ています」と強調。「当該記事掲載にあたっては、弊社の見解や事実関係について十分な取材・確認がなされないまま、一方的な内容が報じられており、極めて遺憾であります」などとした

▼3日 佐藤が自身のXを通じて、報道について改めて強く否定。「勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの『か弱い若い女性』と『典型的な昭和のパワハラオヤジ』を完全に創作してる。最大級の『注意』や『警戒』が必要と痛感していた僕が、そんな態度を取れる訳がない。自分の身を守る為にも。嘘はやめて下さい」などと訴えた

▼同日 橋本の所属事務所が公式サイトに「当社俳優に関する報道について」と題した文面をアップ。橋本の名前こそあげなかったが「報道された件に関し、当社及び当社俳優は、フジテレビ社より、弁護士による当事者・関係者ヒアリングを経て、経緯および認定された事実等の報告を受けており、フジテレビ社による報道が事実との認識です」と表明。「既に複数の、当社俳優に対する過剰な誹謗中傷が確認されており、警察に相談の上対応をしております。今後も、違法行為に対しては、刑事および民事上の厳正な措置を講じます」と伝えた