アイナ・ジ・エンド、アジアツアー最終公演で涙「『アイナ・ジ・エンド』に置いていかれそうに」

「AiNA THE END LIVE TOUR2026-PICNIC-」を開催したアイナ・ジ・エンド

魂の歌声が聞く者の心に響く。歌手アイナ・ジ・エンド(31)が5日、東京・NHKホールで「AiNA THE END LIVE TOUR 2026-PICNIC」最終公演を行った。

満員の会場を見渡し「目を合わせにきてくれてありがとうございます。この日が一番早くチケットが売れて、この日だけはあなたに身を委ねるつもりで、緊張せずにやろうと思って楽しみにしていました」と呼びかけた。「粧し込んだ日にかぎって」を初めてファンの前でピアノ弾き語りで披露し、昨年リリースしストーリミング3.4億回再生に達した「革命道中-On The Way」、7月8日リリースでアニメ「ONE PIECE」主題歌の「ルミナス-Luminous」など全20曲をパフォーマンスした。

自身初のアジアツアーとして、4月のソウル公演を皮切りに、バンコク、台北を含む8都市9公演を完走し総動員1万5000人を記録。台北ではチケットが即日完売により、追加公演を実施決定するもそれさえ即日完売する大人気ぶりを発揮した。

タイトル「PICNIC」には自身が持つピクニックへの憧れを込めつつ、「裏テーマがあって」と切り出し「あなたのお弁当箱には経験、感情、生き様、そういうのが具になって詰まっている。そういう具材をあなたと共有したい。あなたの生き様を私にください。私はあなたに音楽をたくさん届けます。そういう交差が、私がしたいピクニックです」と込めた思いを説明。会場はアイナの言葉に聞き入った。

開演前の囲み取材で「『革命道中』はいろんな景色を見せてくれた」と話した一方、ステージでは激動の昨年を「いつの間にかキラキラしないといけない、頑張らないといけない、チームの皆がどうやったら喜んでくれるのか、と『アイナ・ジ・エンド』に置いていかれそうになりました」と振り返り、思わず涙を流した。

涙を拭い、改めて会場を見つめ「キラキラしていてもいなくてもどっちでもいい、そう思えたのはあなたのおかげです。去年駆け抜けられたのは自分の居場所、ライブがあったからです」とファンへ感謝の思いを伝えた。

大盛況のアジアツアーを振り返り、「学びしかなかった」と総括。海外ファンの熱量を浴び「リアクションの大きさが全然違う。良い時は手を振ってくれたり、叫んでくれたり。お客さんの声が演出になる瞬間が多かった」と話した。「すごく学びになりました。日本でもそうなれたらいいな、頑張りたいです」。

最後は「私はやっぱりライブが生きがいです」と心からの言葉を発した。新たな“革命”を巻き起こすべく、これからも挑戦は続く。【寺本吏輝】