福原遥「先生役をやるとは思わなかった。怖くてしょうがなかった」倍賞千恵子との初共演は「宝」

映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」完成披露試写会“百合プレミア”に登壇した、左から汐見夏衛氏、倍賞千恵子、出口夏希、福原遥、細田佳央太、井之脇海、新城毅彦監督(撮影・村上幸将)

福原遥(27)が6日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」(新城毅彦監督、8月7日公開)完成披露試写会“百合プレミア”に登壇した。「まさか自分が先生役をやるとは思わなかった。できない。最初、怖くてしょうがなかった、先生とか関係なしに、届けようという気持ちで一生懸命やっていた」と初の先生役を演じたことを振り返った。

「あの星」は、興行収入(興収)45億円を記録した23年「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(成田洋一監督)の続編。「あの花」では、福原が演じた女子高生の百合が、戦時中の1945年(昭20)の日本にタイムスリップし、水上恒司(27)が演じた特攻隊員の彰に恋する物語。「あの星」は、原作の作家・汐見夏衛氏が「あの花」から4年後の20年12月に刊行。「あの花」で愛する彰を理不尽な形で失い、現代で目を覚ました百合が、7年後の現代で彰の夢だった高校教師になる姿を描いた。45年の日本で女学生・千代役を演じた出口夏希(24)と千代が愛した特攻隊員・石丸役の伊藤健太郎(28)が続投。細田佳央太(24)が、臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になる彰の面影を持つ青年涼、井之脇海(30)千代の夫となる林吉、倍賞千恵子(85)がホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代役で、それぞれ新キャストとして出演。

撮影は、25年10月から11月まで行われた。福原は、細田と倍賞との初共演について語った。細田については「何回も共演したっけ? と思うほど、勝手に安心感があった。現場中も、たくさんコミュニケーションを取った。お芝居していて、いろいろな感情に連れて行ってくれる。楽しかった」と信頼感を強調。倍賞については「まさか、ご一緒できると思っていなかった。自分にとって一生の宝だと。緊張していたんですけど、気さくに話してくれて、うれしかった」と笑顔で振り返った。

◆「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」 空に消えた彰(水上恒司)との別れから7年。彰の夢でもあった高校教師になった百合(福原遥)は、忙しい毎日を送るが、彰への想いは、1945年の百合が咲く丘に取り残されたままだった。そんな彼女の前に、彰の面影を持つ青年・涼(細田佳央太)が現れる。臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になるという。自分を真っすぐに想ってくれる涼に揺れ動く百合であったが、彰を裏切るようで、恋の一歩を踏み出すことができない。葛藤の中、百合が出会ったのは、ホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代(倍賞千恵子)だった。石丸(伊藤健太郎)を失った後、千代(出口夏希)が歩んだもう一つの愛の形。そして千代から百合に託されたのは、出撃直前の彰が残した、未来の百合へ贈る一冊の本。そこに込められたメッセージとは? 映画化にあたって、汐見氏が初めてプロット(あらすじ)段階から読み、アドバイスするなど、初めて脚本段階から映画の製作に関わった。