細田佳央太「あの星」で初共演の主演・福原遥は「感情の大きなエンジンを積まれた方」

映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」完成披露試写会“百合プレミア”に登壇した細田佳央太(撮影・村上幸将)

細田佳央太(24)が6日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」(新城毅彦監督、8月7日公開)完成披露試写会“百合プレミア”で、主演の福原遥(27)を「大きなエンジンを積まれた方」と、独特の言い回しで評した。

「あの星」は、興行収入(興収)45億円、動員350万人を記録した23年「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(成田洋一監督)の続編。「あの花」では、福原が演じた女子高生の百合が、戦時中の1945年(昭20)の日本にタイムスリップし、水上恒司(27)が演じた特攻隊員の彰に恋する姿を描いた。続編の「あの星」は、「あの花」で愛する彰を理不尽な形で失い、現代で目を覚ました百合が、7年後の現代で彰の夢だった高校教師になる姿を描き、細田は臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になる彰の面影を持つ青年涼を演じた。

細田は、大ヒット作の続編から新キャストとして出演した思いを聞かれ「なかなか怖かったですよ。いろいろな方に届いた作品の続編。任せていただくのに、プレッシャーを感じました」と吐露。一方で「逆を言えば、必要とされたということ。やったことがない作品ジャンルだったこともあり、頑張ろうと、最終的には前向きな気持ちでオファーを受けさせていただきました」と振り返った。

初共演の福原の印象を聞かれると「集中力が、ものすごく高くて、深い方。0から100にパンと上げる時の感情の持って行き方が、すごく大きなエンジンを積まれている方」と評した。そして「学校のシーンになると、生徒の方々もいるので、自然と引っ張っていただきました」と感謝した。

この日は、前作から続投した45年の日本で女学生・千代を演じた出口夏希(24)千代の夫となる林吉を演じた井之脇海(30)ホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代を演じた倍賞千恵子(85)も登壇。福原演じる主人公の名前「百合」にちなみ、会場に用意された777本もの百合の花の香りが漂う中、笑顔でトークを展開した。

◆「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」 空に消えた彰(水上恒司)との別れから7年。彰の夢でもあった高校教師になった百合(福原遥)は、忙しい毎日を送るが、彰への想いは、1945年の百合が咲く丘に取り残されたままだった。そんな彼女の前に、彰の面影を持つ青年・涼(細田佳央太)が現れる。臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になるという。自分を真っすぐに想ってくれる涼に揺れ動く百合であったが、彰を裏切るようで、恋の一歩を踏み出すことができない。葛藤の中、百合が出会ったのは、ホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代(倍賞千恵子)だった。石丸(伊藤健太郎)を失った後、千代(出口夏希)が歩んだもう一つの愛の形。そして千代から百合に託されたのは、出撃直前の彰が残した、未来の百合へ贈る一冊の本。そこに込められたメッセージとは? 映画化にあたって、原作の作家・汐見夏衛氏がが初めてプロット(あらすじ)段階から読み、アドバイスするなど、初めて脚本段階から映画の製作に関わった。