WEST.の小瀧望(29)が7日、都内で舞台「うま-馬に乗ってこの世の外へ-」(8日から、東京・PARCO劇場など)開幕前会見と公開ゲネプロに出席した。
同作は、22年にテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」を通して発見され話題となった、作家の井上ひさしさんの未上演戯曲。井上さんが「井上ひさし」を名乗る前の24歳当時に執筆した作品で、東北の民話「馬喰八十八」をベースに構築されている。小瀧演じる、あくどい主人公が優れた話術と機転の良さで、村人を翻弄(ほんろう)し、閉鎖的なムラ社会と常識を破壊していく物語。
小瀧が井上作品を演じるのは初めて。作品への理解を深めるために、井上さんの故郷でもある山形県に一人旅へ。「広大な土地で、(役の)太郎とかが生きていた時代は移動手段も限られていて、峠一つ超えるのに命がかかるくらいのことだったんだなと。遠くの方にはるかに高い山々が連なっている盆地で、疎外感があるのかなと思いました。客席を見渡す時は山形に行った時の景色を思い浮かべながらやっています」と重ねた。
演じるのはピカレスクヒーロー。「最初から最後まで強情で薄情で自分のことしか考えていない役は初めて」と言うほど、小瀧史上“最凶”の悪役だ。俳優の安井順平(52)は、小瀧の演じぶりについて「素晴らしい」と断言。「非常に本を読める俳優さん。『こいつできる!』って素晴らしかった」と称賛。母親役の梅沢昌代(72)からも「信頼できる役者さん」と認められ、恐縮しきりだった。
大阪公演は8月6日から、SkyシアターMBSにて。