映画監督の本広克行氏が9日、自身のXを更新。橋本愛に対する「ハラスメント」疑惑を伝えた一連の報道を受け、俳優佐藤二朗が降板したドラマについて、制作に強い意欲を示した。
佐藤と橋本は4月期に放送されたフジテレビ系ドラマ「夫婦別姓刑事」で共演し、今回のトラブルが発覚した。佐藤は本広氏の手がける人気シリーズ映画の最新作「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」(9月18日公開予定)に、警視庁クリニックの医師役で出演しているが、一連の報道を受け、フジテレビ系で放送予定の同作スピンオフドラマは降板したことが判明している。
その状況の中、本広氏は「映画『踊る大捜査線N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』は音響効果スタッフが着々と進めてくれて」と、映画の準備が着々と進んでいることを伝えた上で「完成したら宣伝して展示イベント、NW捜査員が集うイベントも開催、再起動中の二朗さん主演スピンオフドラマの制作再開!」と関連イベントとともに、佐藤主演によるスピンオフドラマ制作に前向きな姿勢を示した。「そして映画がヒットした先にはとんでもない構想が亀山さんの中にあって活気ついてます!やはり亀Pは現場が似合う!」と、同作を長年てがけ、フジも元社長でもあるプロデューサーの亀山千広氏とみられる名前もあげ、現場の充実ぶりを伝えた。
本広氏はこの投稿に先立って、騒動発覚から約1週間をへて、フジテレビが佐藤、橋本の両者に「多大なるご負担とご心労をお掛けする現状となっている」と謝罪するなどした文面を伝える報道を引用。「出ました(謝罪)この1週間何だったんだろ…」とやるせない思いをつづっていた。
本広氏をめぐっては、フジが見解を示した7日の夜、佐藤が「フジテレビは、なぜ、そこまで片方だけに寄り添うんでしょうか。残念です」と投稿。本広監督らに向けて「映画本編も、僕のところは全てカットしてほしい」と訴え「僕は心から、もうフジとは関わりたくないです」とつづっていた。ただ、翌8日朝には佐藤は「本当にすみません。どなたかのお叱りの指摘が至極正しいと思い。撮り終えたシーンを『カットして』は本広さんは勿論、多くに迷惑をかけます。その部分は心より謝罪し、取り消します。使われてもカットでも、僕に異論はございません」などと投稿の一部を撤回して、わびていた。さらに佐藤は、同日午後「いま本広監督から嗚咽止まらぬメールが来た。なんとこの期に及んで『まだスピンオフを諦めてない』と。なんて往生際が悪い人なんだ。映画『踊るNEW』、9/18公開。マジで最高のエンタメです。皆さま是非」と本広氏の対応を紹介し、感謝を示していた。
複数の関係者によると、「踊る-」のスピンオフドラマは、佐藤の降板で代役を立てることが困難なことから制作が危ぶまれているという。ただ「ドラマは当初映画公開時期にあわせて放送予定だったが、制作を遅らせて時期をずらすことも検討しているようだ」と話す関係者もいる。映画本編については、関係者は取材に「現時点で公開日、出演等の変更予定はございません」としている。