ACEesが次世代スターへ名乗り、浮所飛貴「芸能界、全部ひっくり返してやりましょう」

歌と踊りのパフォーマンスでファンを盛り上げるACEes。左から那須雄登、浮所飛貴、作間龍斗、深田竜生、佐藤龍我(撮影・滝沢徹郎)

STARTO社のジュニア内グループACEesが12日、全国ツアー「ACEes Arena Tour 2026 “V”」東京・有明アリーナ公演最終日を迎えた。

深田竜生(24)主演ドラマの主題歌で新曲「真夜中のZOO」をはじめ、事務所に受け継がれる楽曲や演出に5人の個性を織り込みながら全31曲をパフォーマンス。浮所飛貴(24)は「この事務所のスタイル、伝統を引き継ぐことができるのはこの事務所の人間だけ。ACEesが引き継ごうと思っています」と、1万5000人に思いをぶつけた。同ツアーは8月30日の大阪公演で千秋楽を迎える。【望月千草】

有明アリーナでの初ライブから約1年3カ月。手探りだったあの時とは見える景色も、見せる景色も変わった。

深田が「行くぞ有明!」とエンジンをかけると、「Troublemaker」(嵐)では5人横並びになって目線を合わせ、浮所の「有明飛べ!」を合図に会場の上から下、右から左へとあおりまくった。那須雄登(24)の「俺たちのこと生で見てどう? さすがにビジュアル強すぎるだろ!」と自賛のシャウトにファンは共感一色の大歓声。持ち前の端正なルックスはもとより、掌握力もより磨きをかけた。

多くを吸収して、有明に帰ってきた。5人は5月31日で活動を終了した「嵐」のラストライブのバックダンサーとして出演。得た学びも多く、那須は「端から端まで1人1人を楽しませるぞっていう気概を感じました」。深田も「ライブ中にお客さんとのコミュニケーションがすごく多かった。まねしてお客さんを奮い立たせることに挑戦しています」と血肉にした。

「V」をテーマとした今ツアー。血脈、DNAを意味する「VEIN」が内包されている。セットリストや演出も5人で考案。かつて帝国劇場で上演され、出演した舞台の楽曲「LET'S GO TO EARTH」は高さ7メートル、横幅9メートル、全20段という大階段のセットの頂上から響かせることにこだわり、当時の世界観を“復刻”。継承の思いを体現した。

キラキラした王道のグループカラーだが、内には貪欲な熱が宿る。作間龍斗(24)は「みなさんと一緒にデビューしてみせます」と宣言し、佐藤龍我(24)も「事務所の柱になれるよう頑張ります」と呼応。浮所は「いつか僕たちがデビューした時、芸能界を荒らしに行きましょう。全部ひっくり返してやりましょう、マジで!」と奮い立つ。「チームACEesで次世代のスターになりましょう」と声高らかに布告した。

○…今ツアーのために約半年かけ、それぞれが新たなスキルを会得した。佐藤は「途中で辞めようかと思った」ほどの過酷なレッスンに励み、伸びやかなテナーサックスの音色を会場中央で響かせた。ブレイキン(ブレイクダンス)に取り組んだ那須は、深田の力強い和太鼓に乗せてコラボパフォーマンスを披露。シルクフライングに挑戦した浮所と作間は、赤い布を体に巻き付けて最大8メートルの高さで逆さづりで回転。幻想的な舞を見せたが、命綱なし、腕力だけで登るシーンもあるなど恐怖心との戦いだった。浮所は「体あざだらけ」と明かし、作間は「事務所の伝統の中で大々的にやっているんだなと毎回かみしめています」と胸を張った。