「ナイナイのANN」構成の小西マサテル原作 「名探偵のままでいて」が吉川愛主演で連ドラ化

テレビ朝日系連続ドラマ「名探偵のままでいて」

2022年(令4)の第21回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、放送作家の小西マサテル氏(61)の小説「名探偵のままでいて」が、17日からテレビ朝日系連続ドラマ「名探偵のままでいて」(金曜午後11時15分)として放送される。

映画「ハニーレモンソーダ」で22年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、女優吉川愛(26)が主演する。

小西氏はニッポン放送で「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜1時)や「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(土曜午前5時)などの構成を務めている。同書は累計発行部数が30万部を超えるベストセラー。その後に出版された「名探偵じゃなくても」「名探偵にさよならを」と合わせて3部作となっている。

小説のモデルは、85歳で亡くなった小西氏の父親。「父はレビー小体型認知症を患っていたのですが、それは幻視といって、見えるはずのないものが見えるというものでした。そこで、改めてレビー小体型認知症の名前だけでも周知できればと、小さい頃から好きだったミステリーの形で書き上げました」と話している。

主演の吉川はNHKの連続テレビ小説「おちょやん」(20年)で注目され、その翌年の映画「ハニーレモンソーダ」で「第45回日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞した。テレビ朝日では「マイダイアリー」、「PJ~航空救難隊~」などに出演してきたが、今回が同局では初主演となる。「原作は切ないけど、じんわり心が温まるようなお話でした。それが脚本でも大切にされていて、第一話から胸に迫るものがあり、『これは頑張って演じなければ』と気合が入りました」と話している。

小西氏はドラマ化については「脚本を拝読した時点で“これは面白くなる!”と確信しました。主人公を演じる吉川愛さんと、認知症の幻視に真実を見る祖父役の奥田瑛二さん。私の脳内では、既に“孫娘と祖父”という、いずれ別れの時がくる関係ならではの切なくも温かい笑顔と会話が何度も再生されています」と話している。

小西氏は「ナインティナインのオールナイトニッポン」の構成を、94年7月の1部昇格から32年にわたって務めている。ニッポン放送では、関連制作会社「ミックスゾーン」の勅使川原昭氏社長(63)が、志駕晃(しが・あきら)のペンネームで書いた「スマホを落としただけなのに」が映画化されている。