ミック・ジャガー「政治的な説教聞くためにコンサートに来るわけではない」大物歌手を間接的非難

ミック・ジャガー(2014年3月撮影)

英ロックバンド、ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガー(82)が、米ニューヨーク・タイムズ紙のポッドキャスト番組のインタビューに応じ、「ファンは政治的な説教を聞くためにコンサートに来るわけではない」と述べ、繰り返しトランプ米大統領を批判するブルース・スプリングスティーンを間接的に非難した。

番組の司会者であるジャーナリストのデービッド・マルケーゼ氏から、反トランプ派のスプリングスティーンについて「彼は自身の役割は観客と意味のある対話をすることだと考えているようだが」と振られ、自身の観客との関係について問われると「結局のところ、ライブの世界における私の仕事は、会場に足を運んでくれた人たちに可能な限り最高の時間を過ごしてもらうことだ」とコメント。ファンが抱える個人的な悩みや世の中の問題、住宅ローンのことなどをすべて忘れさせ、最高の時間を楽しんでもらうことが自身の役割だとの考えを示した。

ジャガーはコンサート鑑賞をスポーツ観戦になぞり、「ただ、どちらかが勝つのを見守るだけで、他のあれこれについて悩んだりはしない」と話し、そんな観客に「説教などしたくない」との持論を展開した。

トランプ大統領の強硬な移民政策や権威主義を強く批判しているスプリングスティーンは今年、反トランプを強く打ち出す全米ツアー「ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ・アメリカン・ツアー」を敢行して話題を呼んでいた。(千歳香奈子)