俳優染谷将太(33)が17日、都内で、主演映画「チルド」(岩崎裕介監督)公開初日舞台あいさつに出席した。
同作は東京の片隅にあるコンビニ「エニーマート倉富町7丁目店」を舞台に、小さな日常のゆがみから世界が終末へ向かっていく様子を描くコンビニエンス・ホラー。短編「VIOD」がロッテルダム国際映画祭などに選出され注目を集めた岩崎監督初の長編監督作となった。
主演の染谷は副店長の堺を演じた。役どころについて「何もない人間でいて欲しいと監督から言われて。難しいと同時に楽しかった」とし、「カメラの前にいるのに”やらない”矛盾を抱えながら演じていました」と振り返った。
共演した、新人アルバイトの小河役の唐田えりか(28)は染谷について「堺という役と染谷さんが似ているのかと思うくらいだったんですけど、違うらしいので染谷さんという人間がまだわからない…」と苦笑。染谷は「映画同様、生きながら死んでる? いてもいなくてもかわらないじゃん」と会場を盛り上げた。
同作にちなみ、「生きていると実感すること」を問われ、染谷は「寝るとき」と回答。「寝るタイミングで今日一日動いていたんだなと感じますね」。唐田は「おいしいものを食べる時」とした。そして「最近話題の『もっちゅりん』を食べられまして。1度30分くらい並んで売り切れてしまったので、別の日にもう一回並んで食べられたんです。生きているなと思いました」と笑顔で話した。
染谷は「間口が広い映画であり、一歩入ると無限に感じられる作品。自由に見られる映画は素敵だと思うので、思ったことがあったら広めていっていただけたら。より、より意味を持っていくと思っています」とアピールした。