評論家で編集者、タレント、コラムニストの山田五郎さん(やまだ・ごろう、本名武田正彦=たけだ・まさひこ)が亡くなったことが22日、分かった。67歳だった。この日午後、YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」を更新し、担当マネジャーが出演し「ここで悲しいお知らせを皆様に伝えなければなりません」と切り出し、死去を伝えた。
山田さんは14日夕方に亡くなったといい、19日に「親族友人、仕事関係の皆様に見送られ、無事葬儀は済んでおります」と明かした。
山田さんは2024年にステージ4bの「原発不明がん」であることを公表していた。
24年10月、自身のYouTubeチャンネルを通じて、病気であることを明かした。当時、腰痛が悪化したタイミングで人間ドックを受診したところ、肝臓のがんが発覚したと説明。「MRIを撮ったら肝臓がえらいことになっていて、リンパにも骨にもあちこち転移している」と明かしていた。「手術もできないから、化学治療しかできない。でも肝臓が原発じゃない。どこかから転移してきている」としていた。
原発不明がんとは、がんが転移した状態で見つかっても、最初にがんが発生した部位(原発巣)が分からないがんを総称したもの。がんは原発巣から、離れた部位へと転移する性質があるが、原発不明がんは詳しい検査を行っても原発巣が分からない。
原発不明がんでは、大半に複数の臓器への転移が認められる。さまざまな種類のがんが含まれており、患者個々で状態は異なる。
症状は、がんが体のどこに広がっているかによって異なる。できた臓器に関連した症状が現れる一方で、症状が現れない場合もある。
国立研究開発法人国立がん研究センターによると、診断される人が人口10万人あたり6例(人)未満のがんで、希少がんに分類される。
◆山田五郎(やまだ・ごろう、本名武田正彦=たけだ・まさひこ)1958年(昭33)12月5日生まれ、東京都出身。上智大文学部卒業後、講談社に入社。編集者として「ホットドッグ・プレス」「ソフィア」「チェックメイト」「TOKYO1週間」などを担当。91年にテレビ朝日系「タモリ倶楽部」の出演をきっかけにフジテレビ系「タモリのボキャブラ天国」やテレビ東京系「出没!アド街ック天国」などさまざまな番組に出演。また、時計、西洋美術などの評論家やコラムニストなど幅広い分野で活躍。