がん闘病2年の山田五郎さん死去「本当に病気が憎いです」20年以上共にした男性マネ

山田五郎さん(2023年9月撮影)

編集者、評論家の山田五郎(本名:武田正彦、たけだ・まさひこ)さんが67歳で亡くなっていたことが22日、分かった。山田さんのYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」内で発表された。

山田さんは24年10月、自身のチャンネルで原発不明がんを公表、がんが骨に転移し圧迫骨折を起こしたことや、抗がん剤治療を行うことなどを明かしていた。

20年以上、山田さんと行動を共にする男性マネジャーが山田さんの死を報告。「がんと診断されたのが2024年7月。約2年間の闘病生活でした。がんに勝ってまだまだ仕事がしたいと申しておりました」と切り出した。

「私はすべての治療に同席しておりました。治療の順番を待つ間、桜の木が咲いておりました。『今年も桜が咲いたな、来年も一緒に桜を見ような』。孫と意思疎通ができるまで。孫としゃべれるまでと。日々小さな目標を立て治療に立ち向かっていましたが敵わぬ夢になっていましました。本当に病気が憎いです」と語った。

17日に更新された同チャンネルには冒頭、スーツに紫ネクタイで、鼻に医療用チューブを差した状態で出演。進行MCから久しぶりの収録であることを告げられると「はい、このざまですけどね、はい」と応じた。「体調が良くない?」と質問されると「もう、ご覧の通りですわ」と返答。「まず、3月に昏睡(こんすい)してから、あの後、歩けなくなって。車いすになったじゃん。その次さ、腹水と胸水が溜まって、呼吸が困難になって、これじゃん。酸素吸入機じゃん」と鼻のチューブを示した。

山田さんは1958年(昭33)12月5日、東京都生まれ、大阪育ち。北野高OB。上智大新聞学科卒業後、講談社に入社。若手雑誌「ホットドッグ・プレス」などを手がけた。在職中にテレビ朝日の名物番組「タモリ倶楽部」に「お尻評論家」として出演し、ブレイク。04年に退社後はフリーランスでコラムニストや編集者としても活動。25年7月には、第17回伊丹十三賞を受賞。

山田五郎さん死去 67歳 評論家、編集者、タレントなどマルチに活躍 24年に原発不明がん