シンガー・ソングライター丸山圭子が初プロデュース 大学教え子・穴水佑輔の才能大絶賛

丸山圭子(右)と初プロデュースした穴水佑輔

「どうぞこのまま」で知られるシンガー・ソングライター丸山圭子(72)が、初プロデュースしたアーティストがデビューする。

ピアニストでシンガー・ソングライターの穴水佑輔(あなみ・ゆうすけ、25)で、9月23日にデビューアルバム「RESPECT」(リスペクト=尊敬の意)を発表する。

穴水は、丸山が客員教授(ロック&ポップス科)を務めていた洗足学園音楽大学(川崎市)の教え子である。

広島市出身で、3歳からピアノを学んだ。20年に同大に入学し、丸山に師事。ピアノだけでなく、シンガー・ソングライターの基礎を学んだ。

大学院に進み、器楽専攻(ピアノコース)でクラシックピアノを極めた。

25年1月に、「第26回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」で銅賞を獲得し注目された。

丸山のライブにもピアノとボーカルで参加し、丸山の最新アルバム「彩色兼美」にもかかわった。

3月に卒業し、自身のCDアルバムを初めて制作することになり、丸山がプロデュースを務めた。

「RESPECT」は8曲収録で、丸山は作詞を中心に作曲でも参加した。

伝統的なJ-POPのメロディーに、R&B、ヒップホップ、シティーポップ、テクノ、クラシック、ラテン、バラードなどの要素を融合させた秀作だ。

「RESPECT」には、尊敬するがゆえに多大な影響を受けていることも意味する。

例えば収録曲の「哀愁のノクターン」はショパン。「大切なもの」は小田和正。「One and Only Love」はマイケル・ジャクソン。「愛しい人へ贈る歌」はフランク・シナトラと、リスペクトするアーティストの楽曲に刺激を受けて、新たなオリジナル作品を完成させた。

音楽プロデューサーとは「音楽制作全般を指揮する責任者」のこと。アーティストを売り出すためのコンセプトを決め、それに基づく楽曲制作、レコーディングなどを指揮する。

丸山は「いろんな曲をたくさん彼に聴かせて、何が引っかかるのかなと期待しながら、プロデュースを進めていきました。私より2世代ぐらい若いので、彼がどう感じてオリジナル曲に仕上げていくのかという過程に、すごく興味がありました」という。

穴水は「今回のアルバムにも入っているのですが、クラシックとポップスを融合した『クラポップ』(丸山命名)のように、クラシックのメロディーを生かして、そこから自分のオリジナルの楽曲をつくっていくという新しいジャンルも追求していきたい。ジャンルを絞らずにやれる音楽のスタイルを確立していきたいと思っています」。

アルバム発売に先駆けて、7月11日から配信がスタートしている。

10月3日には、東京・六本木のキーストンクラブ東京で、アルバム発売記念ライブを丸山とジョイントで開催する予定だ。

丸山は「彼には並外れたひらめき、集中力、普通の人にはない耳とセンスがある。これまで私はものすごい数のミュージシャンと一緒に音楽をやってきましたが、彼のような才能を持っている人はなかなかいないですね」と絶賛していた。【笹森文彦】