山田五郎さん、芸名の由来は拾った高級シャープペンシル 彫られていた「英字6文字」がきっかけ

山田五郎さん

編集者、評論家の山田五郎(本名武田正彦=たけだ・まさひこ)さんが67歳で亡くなっていたことが22日、明らかになった。自身のYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」内で発表した。14日夕方に亡くなり、19日までに葬儀を終えたとした。

山田さんの知名度を一気に上げたのは、講談社在籍中に「尻評論家」として出演していたテレビ朝日系深夜の名物番組「タモリ倶楽部」(1982年10月~2023年4月)だった。同番組内で、山田さんはタモリに芸名の由来を明かしている。

山田さんはタモリを前に「これが山田五郎の由来になったシャーペンなんですよ」と切り出し、筆記体で「Yamada」と刻印されたモンブラン製の高級シャープペンシルを披露。値段は20~30万だったという。「忘れ物のところに落ちてたの、編集部の。取りに来る人がいなくて、1年以上。もらっていいかなって思ったら『Yamada』って書いてる(刻印されている)。どうしようってことになって、俺が山田になればいいんだってことになって」と説明した。

この話のシャープペンシル部分が間違って万年筆として流布されてしまった。結果、万年筆メーカーから取材を受けることもあったという。オンライン百科事典サイト「ウィキペディア」にも同様に芸名の由来は万年筆と記述されていた。山田は後年、「ウィキペディア」に修正をお願いし、現在はシャープペンシルに修正されている。

山田さんは1958年(昭33)12月5日、東京都生まれ、大阪育ち。北野高OB。上智大新聞学科卒業後、講談社に入社。若手雑誌「ホットドッグ・プレス」などを手がけた。04年に退社後はフリーランスでコラムニストや編集者としても活動。25年7月には、第17回伊丹十三賞を受賞。

山田さんは2024年にステージ4bの「原発不明がん」であることを公表、がんが骨に転移し圧迫骨折を起こしたことや、抗がん剤治療を行うことなどを明かしていた。

【まとめ】マルチに活躍…評論家・山田五郎さん死去、亡くなる直前まで意欲的に活動 各界から悼む声