伍代夏子 7月25日「ナツコの日」に訴え「和文化を大切にしよう」

ライブイベントで熱唱する伍代夏子(撮影・中島郁夫)

演歌歌手伍代夏子(64)が25日、東京・千代田区のホテルニューオータニ東京でライブイベント「第3回 和心祭~和気愛愛~」を開催した。7月25日を「伍代夏子(なつこ、725)の日」と日本記念日協会が23年に制定。翌年から毎年、この日に実施している。

「ようこそいらっしゃいましたぁ~」とあいさつしながら芸者に扮(ふん)した伍代がステージ後方から登場。「唄祭り八百八丁」で幕を開けた。

最初のあいさつで「今日は7月25日、伍代夏子の日です。小さいころから演歌と着物と時代劇が大好きな子どもでした。日本が誇る美しい和文化をより多くの方に、より身近に親しんでもらいたいという願いを込めての『和心祭』。『和心』とは一人一人の心が調和すること。1年に1度、今日は皆さまの心が和気あいあいと和む日にしたい」とイベントタイトル名に込めた意味を説明した。

「日本調メドレー」としてトンコ節、ヤットン節などを歌い、オリジナル曲「いのちの砂時計」「しゃんしゃん牡丹」などを歌唱。22日に発売したばかりの45周年記念曲「流転の花」はファンに初披露した。同曲は鳥羽一郎の長男のシンガー・ソングライター木村竜蔵(37)が作詞作曲した人生の応援歌。「『輪廻(りんね)転生』『七転び八起き』というテーマでお願いをしてすごくよい作品をいただきました。私は写真を撮っていて、おなじ種類のトンボでも昨日と今日は違う。『生』とか『魂』を小さな虫に感じたんです」と曲について解説。その後に「毎年の『和心祭』で新曲を披露している。それが私の緊張感になっています」と続けた。

45年の歌手生活を振り返ると「月並みですがあっという間でした。皆さんに支えられてここまでくることができました」と人との出会いに感謝。82年7月に「星ひろ美」名義でデビューし、87年に「伍代夏子」となるまでに3度の改名をした苦労人だけに何度も「感謝」の言葉を繰り返した。

伍代夏子としての再デビュー曲「戻り川」が35万超のヒット。90年に初出場した紅白歌合戦は22回出場するなど、今では日本を代表する歌手の1人として大きな存在感を放っている。

司会は漫談家の綾小路きみまろが務めた。イベントの収益の一部は被災地支援に活用される。【松本久】