辰巳ゆうとがスペシャルツアーで約5700人動員 目指すは1万6000人収容の大阪城ホール

初のフェスティバルホールで熱唱する辰巳ゆうと(7月13日、大阪・フェスティバルホール)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

デビュー9年目の辰巳ゆうと(28)が7月13日に、大阪・中之島のフェスティバルホールで「辰巳ゆうとスペシャルコンサートツアー2026-Transformation-」のファイナル公演を行った。

大阪生まれの辰巳にとって、フェスティバルホールは目標とする会場の一つで、この日初めてそのステージに立った。

同ホールは最大2700席の国内屈指のコンサートホール。

「天から音が降り注ぐ」と形容される音響特性を持つ。常連のウィーン・フィルハーモニー交響楽団などクラシックから、ポップス、ロック、舞台など数々の公演が行われる。

現在は建て替えられた2代目だが、山下達郎やさだまさし、中島みゆきは初代から同ホールを愛した。

英ロックバンド、ディープ・パープルのアルバム「ライヴ・イン・ジャパン」や、米ジャズトランペット奏者マイルス・デイヴィスのアルバム「パンゲア」は、同ホールでのライブ収録だった。

「自分が聴きたいホールでしかやらない」という山下は、昨年末に同ホールで通算100回目のコンサートを行った。

9月から始まるツアー「PERFORMANCE 2026」でも、同所でファイナルを含め4公演が予定されている。

今後、郷ひろみ、鈴木雅之、JUJU、長渕剛、ASKA、松任谷由実、沢田研二、氷川きよしら、有名アーティストの公演が予定されている。

そのあこがれのフェスティバルホールで、辰巳は自身最大の集客数となる約2700人の前で、完璧なパフォーマンスを見せた。

今回のツアータイトル「Transformation」は変革の意味。

そのタイトル通り、最新曲「ロンリー・ジェネレーション」などオリジナル曲はもちろん、「ハートブレイク・ホテル」(エルヴィス・プレスリー)、長編歌謡浪曲「信長」、ミュージカルナンバー「This is Me」など、さまざまなジャンルの26曲を歌い上げた。

辰巳は「念願の一つだった大阪フェスティバルホールでのツアー、皆さんがかなえてくださって本当にありがとうございます」と感謝した。

今回のツアーは、名古屋市のNittera日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(1146席)でスタート。

東京のLINE CUBE SHIBUYA(1956席)。そして大阪のフェスティバルホールで開催された。

いずれもソールドアウトで、3公演で約5700人を動員した。

各公演に応援に駆けつけるファンも多いので、一概には言えないが、約5700人の集客は、1公演で東京のNHKホール(3601席)、東京国際フォーラムホールA(5012席)を軽く満員にできる。

辰巳はさらに上を見据えている。「フェスティバルホールの上は、大阪では大阪城ホール(最大収容1万6000人)になるので、そこを目指して頑張っていきたいと思っています。最終目標は、アリーナで全国ツアーをやってみたい」と話した。

11月17日には、フェスティバルホールでの追加公演が決まった。そこも満員でクリアすれば、来年のデビュー10周年に向けて、大阪城ホール、そして東京・日本武道館(最大収容1万4471人)への道が見えてくるかもしれない。【笹森文彦】