「風、薫る」シマケン役の佐野晶哉 「なぜか泣いていたし、見上さんもボロボロ泣いていて」

「風、薫る」でシマケンこと島田健次郎役を演じた佐野晶哉

NHK連続テレビ小説「風、薫る」に出演する、Aぇ!group佐野晶哉(24)が31日、NHKを通じて島田健次郎役についてコメントを発表した。島田健次郎は「シマケン」の愛称で、ダブルヒロインの1人、見上愛が演じる一ノ瀬りんの良き相談相手。小説家を志しながら、活字工として新聞社で働く青年を演じている。

NHKが発表した一問一答は以下の通り。

-これまでシマケンを演じてみて、最初のころと変化はありますか

佐野 他のドラマや映画などと比べて“朝ドラ”は撮影の日数が長いので、役に対する思い入れや理解は深まっている気がしますし、演じていくうちに最初に思っていたシマケン像とは全然違うのだと感じました。

登場週(第3週)では自分が知っていることを話すときだけスラスラとテンポよく話し、りんに対しては不器用で少しそっけない対応をしていましたよね。それが、気づいたら美津さんや安さん、更にお隣さんとまで仲よくなって。心を許した相手には笑顔を見せて懐に入ってしまうキャラクターなのだと演じていくうちに知りました。

こんなに笑うキャラクターだとも思っていなかったのですが、それは周りのキャストの皆さんに引き出してもらった感覚があります。台本を読み進めると「確かにシマケンはこんな人だよなぁ」と今まで僕が演じてきたシマケン像とつながる気持ちのよい瞬間もあり、パズルが完成していく感覚になります。

1年かけて撮影させていただけるからこその役作りのおもしろさを実感しています。

-第18週の最後でりんに会いに新潟へ行きますが、海でのふたりのシーンは印象的でしたね

佐野 あのシーンはシマケンがひとつピリオドを打つような、男らしく気持ちを伝えるシーンにしたいと演出の皆さんがおっしゃっていたので、とても悩み、言い方やセリフもたくさん相談して作ったシーンです。

りんを真っすぐ見つめながら「愛おしいです」とセリフを言ったら僕もなぜか泣いていたし、そのあとの見上さんもボロボロ泣いていて。撮り終わったあと演出の方とカメラチェックしたとき、すごくいい顔をした見上さんの表情を見て「あぁよかった」と思いました。僕にとっても特別なシーンになりましたね。

-今後のシマケンへの思いは

佐野 第18週の海のシーンでは、“朝ドラ”のなかで主人公の恋に関わる相手としての大きい仕事を一つできたのではないかとうれしくて。見上さんからすてきな表情を引き出せて「ああ、僕の仕事ってこういうことなんだな」と改めて思ったんです。「シマケンがこう見えるように」とか「シマケンの感情が」とかではなく、『風、薫る』のりんと直美というふたりの主人公がどのように見えるかが大切だと思いました。

これから先のシマケンがどうなるかまだ分からないですが、ふたりの主人公や、その家族にいい影響を与えて作品のいいスパイスになれるようにこれからも精いっぱい演じていこうと思います。