球宴限定登場曲に300万円装備 試合前に聞いたGENIC“8人目のメンバー”辰己涼介の裏側

楽天辰己涼介(中央)とポーズをとる、GENIC西澤呈(左)と小池竜暉(2026年7月撮影・野上伸悟)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

28日に行われたプロ野球オールスターゲーム第1戦の当日朝、楽天辰己涼介外野手(29)と男女7人組ダンスボーカルグループGENICの西澤呈(23)小池竜暉(25)の3人を取材する機会を得た。

辰己はGENICファンで、登場曲には自身もMV出演した「あきらめきれないのさ」を使用。GENICとのインタビューやコラボの際には必ず「僕は8人目のメンバー」「同担拒否」と高らかに愛を叫んでいる。監督選抜で2年ぶりの球宴出場が決まり、野球ファンを盛り上げるべく、さまざまな仕掛けを準備した。

最大のこだわりは登場曲。球宴出場が決まると、GENICで作曲や編曲を手がけ、DJ活動も行うなど音楽制作に定評のある西澤に直接オファーした。西澤も驚きつつ、「少しでも辰己さんに合ったカスタムにした。1時間ぐらいでアレンジした」と、以前登場曲に使用していた「Flavor」に、楽天カードのCMフレーズ「楽天カードマン」を挿入するなど、特別なサウンドにアレンジした。辰己からも「期待を上回るサウンドが流れてきたので、震えました」と絶賛されていた。

辰己によると、「安売りはしたくない」と、レギュラーシーズンでは使用しない球宴限定の登場曲になるという。2日間、晴れ舞台で戦う“8人目のメンバー”のために編曲した、西澤のメンバー愛が詰まった話だった。

メンバーだけでなく、GENICやエイベックスのスタッフも全面協力した。大きな話題を呼んだ電光サングラスは、腰につけたボタンを押すと「楽天モバイル1000万回線突破おめでとう」「楽天カードマンになる夢かないました」など全16種類のメッセージが流れる仕様になっていた。楽天カードメガネは縁が光るようになっており、全装備の総額は300万円だったという。GENICチームの総力を結集させる辰己のスター性、縁の深い人の願いに全力で応えるGENICの献身性が見えた、面白い取材となった。

余談だが、総額300万円の装備のひとつでもある楽天カードメガネを、関係者からのすすめもあり記者も着用させてもらった。おそるおそるかけると、視界は真っ白。小さな穴こそ空いていたが、視線の先にはわずかに光が見えるだけ。ソフトバンク柳田悠岐外野手(37)が言っていた通り、本当に何も見えなかった。

ちょっと待て、これ本当に打席で使うのか? 打てるわけないじゃん! と思いながら楽天カードメガネを外すと、怪しいメガネを真顔でかけている新聞記者を見た西澤が大笑いしていた。恥ずかしかった。【野見山拓樹】