和田アキ子、熊本地震の被災者にかける言葉を悩む「むなしい」が「『頑張って』としか…」

和田アキ子(2023年撮影)

歌手和田アキ子(76)は1日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜午前11時)に生出演。先月28日に熊本県で発生した最大震度7の地震を受け、かつてロケで訪れた熊本の人とのふれあいを振り返りながら、「こういうときの言葉が出てこない。『頑張って』って、むなしいでしょ」などと複雑な心境を口にした。

和田は番組オープニングで、ともにパーソナリティーを担当するフリーアナウンサー垣花正とともに、犠牲者へのお悔やみと被災者へのお見舞いの言葉を口にした。こうした大地震が、直近で、日本で夏場に起きたことはなく、被災した方々は暑さとも向き合わなければならない事態となっていることにも、和田は心を痛めた様子をにじませた。

その上で、かつて熊本を訪れた時の現地の人とのふれあいに言及。前回の熊本地震の後、当時地震で大きな被害を受け、改築中の熊本城を初めて訪れた際、みやげ店の前を通ると、「おばちゃんたちが、『よう来たね、アッコちゃん』と言って。名物だからと、からしれんこんを食べさせてくれて。知っていたけど食べたのは初めてで、気持ちがうれしくて」と回顧。「『これも食べてって』『これも食べてって』と。いや、次ロケがあるからと言ったら、食べて行ってよって。おみやげを買うなら、これを買って帰ってねと。おばちゃんたちが、すっごいやさしかった」と振り返った。

その上で、今回の地震について、「地域によって被害の状況は違うでしょうけど、向こうはもう忘れているかも分からないけれど、私は知っているから。元気で…」と、思いやった。

また、「この暑さの中では、熱中症だけでなくほかの体調も心配」と述べ、避難所にクーラーが完備されていない状況にも言及。「私がもしそうなった(地震で被災)場合、どこかに避難した時、芸能人だからこそ、トイレを私より先に行きたい人がいたらゆずらないといけないなとか、しっかりしていないといけないなと思う。一般の人はそういうことはないにしても、男性は、お子さんや女子を先にとか…。こういうときこそ助け合うというのがいちばん必要なんですが、みなさん、それぞれが大変だと思います」と気遣い、「こういうときの言葉が、出てこない。もう、『頑張って』って、むなしいでしょ」と複雑な心境を口にした。

垣花が「もう、十分に頑張っているんですよ」と応じると、和田は「本人たちは、今の状況で頑張っている。かといって、声をかけずにはいられない」と述べ、「無理だけど、穏やかに受け止めて、本当にみんなで助け合ってほしい」と呼び掛けた。

「本当に本当に、元気でいてほしいですね」と述べ、最後は「頑張ってください…頑張ってくださいしか、言いようがない」と訴えた。