ケイン・コスギ(51)と、実弟のシェイン・コスギ監督(50)がタッグを組んだ映画「四十九-SEEK-」公開記念舞台あいさつが1日、キノシネマ新宿で行われた。
初監督を務めたシェインは、兄ケインを起用した理由について「ケインは、海外の作品で悪役が多い。怖いお兄さんを見たかった。子どもの頃を思い出す…できたら。伝えたいと思った」と、強く、怖い兄を広く伝えたかったと口にして場内を笑わせた。ケインが「そんなに怖くないですよ」と笑うと、シェインは「世界で1番、優しいお兄ちゃん。でも、怖いんですよ」と笑顔で返した。
「四十九-SEEK-」は、シェインと30年来の付き合いのある浅野寛介(39)が主演し・プロデュースを手がけ、2人がコロナ禍で話し合い、作った10分強の短編がベースとなった。忍者の末裔(まつえい)たちが現代の日本で名や姿を変え、非政府組織「四十九(シーク)」として秘密裏に任務を遂行する。そのエージェントの中でも屈指の実力を持つ相沢京平(浅野寛介)は、ある潜入任務を通じて己の宿命と向き合うことになる。生身の人間がぶつかり合う、93分間のノンストップアクション作品として完成した。ケインが闇組織のボス・高月を演じた。
ケインは「(シェインが)ある時『映画を撮る』と言うので…出たいけど、言えない。何かあったら、言ってね? と言ったら1週間後『悪役でいい? と』。すごいうれしく、楽しかった。でも台本、もらった時、これだけですか? と」とシェインからオファーを受けた当時を振り返った。その上で「僕がパンチしているのはシェインだった」と、劇中で殴ったシーンの相手の1人は、シェインだと明かした。シェインは「30年ぶりのきょうだいげんか。相変わらず、僕はやられています」と言い、笑った。
浅野は「ケインさんは、スイッチが入ると怖い。本気で刀を落とされたり、パンチも何回か当てるんじゃないかと殺気があった。その場でアクションをつけて、やる」と撮影を振り返った。シェインは「僕の気持ち、分かってますね」とうなずいた。
この日は菜葉菜、三浦誠己(50)アクションも手がけた石井靖見(41)も登壇。