高良健吾、故郷・熊本地震発生後、初めて言及「前回の地震から10年という節目で、胸が痛くて」

NHKの特集ドラマ「手塚治虫の戦争」試写会に登壇した、左から山田健人、野内まる、高良健吾、原田琥之佑、久野渚夏(撮影・村上幸将)

高良健吾(38)が3日、都内のNHKで開かれた特集ドラマ「手塚治虫の戦争」(総合で12日午後10時)試写会に登壇した。席上で、故郷・熊本で7月28日に発生した、令和8年熊本地震について、初めて言及した。

高良は「前回の地震から10年という節目で、またこういう大きな地震が起きて、10年の間の復興を見てきたので、驚き、胸が痛くて。前回とは、また違う場所で起きているので、また大きな被害が出ていて。自分ができることを探していて」と、神妙な表情で語り出した。「自分のいとこが、八代市に住んでいて、数日前まで車中泊をしていて、ずっと連絡をして。八代市と宇城市が、かなり大きな被害があって。特に老人ホームで、水、食事…介護食、おむつ、おむつシート看護師の手袋などが不足している」と、いとこから聞いた情報を明かした。

さらに「工場がストップしていて、介護食が足りていない。現地の方も仕事に戻り始めても(子どもを預ける)保育園に水が足りていない。人が人を見る場所に、物資が足りていない状況」と続けた。さらに「エアコンが届いたとしても、電気が通っていないので、避難所は昼はガラガラ。水が足りても、お風呂に入れない状況が現地にはあるみたい。報道と現地の人の話は違うところがあると思う。こういう場所から発信することで、伝われば」と訴えた。

その上で「僕ができる復興は今、この瞬間だけでなく、継続的に向き合っていくことだと思っているので。今、僕が言えるのは、被災された方が1日も早く日常を取り戻せること、心が傷つかないようにと思うこと。少しでも心が休まる時間であったり出来事が、あることを願うばかり」と言い、目を潤ませた。

高良は、16年4月14日に熊本地震が発生した際は、発生後、お忍びでいち早く被災地に入り、不足していた水を給水するボランティアを行った。前年の15年に熊本県のPR目的で製作された主演の短編映画「うつくしいひと」も、全国でチャリティー上映会を開催。16年に撮影された続編「-サバ?」にも主演し、17年に上映された。そうした経緯も踏まえ「いつか、自分たちみたいな、違うリズムの人間が現地に行くことで、潤うこともあると思うので。タイミングを見て、行動したいと思っています」と、俳優としてできる直接的な復興支援に、時期が来たら着手すると誓った。